レギオパンター
レギオパンター(RegioPanter、形式:Škoda 7Ev系, 14Ev系, 15Ev系, 16Ev系, 18Ev系, 19Ev系, 20Ev系, 21Ev系) とはシュコダ・ヴァゴンダ社製の電車である。2023年末時点で301両が製造されている。車両はチェコ鉄道、アリーヴァ、ZSSK、Vivi、エルロン、ウズベキスタン鉄道、ブルガリア国鉄などに向けて製造された。
構造[編集]
車両は2両編成、3両編成、4両編成の3種類存在する。最高速度は160km/h。車内にはエアコン、Wi-Fi、トイレが完備されている。車両は交流25kV50Hzと直流3000Vの2種類で製造された。交直流車も存在する。側面窓の配置が独特である。
各鉄道の形式[編集]
チェコ鉄道[編集]
形式 | 番号 | 編成数 | 製造年 | 編成 | 電源 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
440.0系 | - | 12編成(現在は640.1系に改番) | 2012年-2014年 | 3両編成 | 直流3000V | 2021年/2022年より改造を受け交直流改造され640.1系になった。 |
530系 | - | 31編成 | 2022年 | 4両編成 | 交流25kV50Hz | |
550系 | - | 6編成 | 2022年 | 2両編成 | 交流25kV50Hz | |
640.0系 | - | 8編成 | 2012年-2014年 | 3両編成 | 交流25kV50Hz | |
640.1系 | 101-112 | 12編成 | 2021/2022年に改造 | 3両編成 | 直流3000V/交流25kV50Hz | 440.0系から改造 |
640.2系 | 201-260 | 60編成 | 2022年-2024年 | 3両編成 | 直流3000V/交流25kV50Hz | |
650.0系 | - | 17編成 | 2012年-2018年 | 2両編成 | 直流3000V/交流25kV50Hz | |
650.2系 | 201-246 | 46編成 | 2022年-2024年 | 3両編成 | 直流3000V/交流25kV50Hz | |
690.2系 | 247-250,? | 19編成 | 2024年 | 2両編成 | 直流3000V/交流25kV50Hz |
長距離輸送用[編集]
インターパンターを参照。
レギオジェット[編集]
2024年にレギオジェットは23編成のインタパンターを発注した。これらは2026年以降から運用する予定である。構成は2両編成15編成と3両編成8編成である。ウースチー・ナト・ラベム近郊で使用されるとのこと。
ZSSK[編集]
2018年よりスロバキアの旅客輸送会社のZSSKはインターパンターを25編成発注した。2020年以来、ジリナ近郊で運用開始した。
形式 | 編成数 | 編成 | 電源 |
---|---|---|---|
660系 | 32編成 | 4両編成 | 直流3000V/交流25kV50Hz |
661系 | 13編成 | 3両編成 | 直流3000V/交流35kV50Hz |
Vivi[編集]
ラトビアの旅客輸送会社のViviは2019年7月30日よりロシア軌間の4両編成の16Ev系を32編成発注した。車両の納入は2020年から2023年にかけて行われた。
形式 | 編成数 | 編成 | 電源 |
---|---|---|---|
16Ev系 | 32編成 | 4両編成 | 直流3000V/交流25kV50Hz |
エルロン[編集]
エストニアの旅客輸送会社のエルロンは2021年にロシア軌間の3両編成計6編成を発注した。2023年には追加で10編成増備することになった。2024年から2027年にかけて納入される。
形式 | 編成数 | 編成 | 電源 |
---|---|---|---|
21Ev系 | 16編成 | 3両編成 | 直流3000V/交流25kV50Hz |
ウズベキスタン鉄道[編集]
2023年よりウズベキスタン鉄道はロシア軌間の4両編成計30編成を発注した。2024年以降製造される予定で、製造は主にオストラヴァで、組み立てはウズベキスタンで行われる。
ブルガリア国鉄[編集]
2024年9月にブルガリア国鉄は4両編成計20編成を発注した。同年12月に5編成追加することで契約された。まだ製造は始まっていない。