JR東日本E001形電車

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JR東日本E001形電車とは、東日本旅客鉄道2016年度に製造した、交直流用特急形電車(バイモード車両)である。

概要[編集]

TRAIN SUITE 四季島に使用する専用車両として、2016年度に製造された。お召し列車用というわけでもないのに全車「クハ」のような記号は無しで製造されている。理由は特に明言されていないが、先頭車が電動車かつディーゼル発電機を搭載しており、従来通りの法則を適用するとキモイE001となってしまうため、これを回避したかったという説もある。

構造[編集]

車体[編集]

E655系をベースに製造されており、アルミニウム合金製の車体としている。なお、5~7号車はステンレス製。

機器類[編集]

4電源対応で、直流1500V、交流20000V(50Hz/60Hz)、交流25000V(50Hz)に対応している。交流25000V(50Hz)は青函トンネルの通過を見越しての対応であり、実際に走行した実績もある。また、1号車と10号車にディーゼル発電機が装備されており、非電化区間ではディーゼル発電機により作られた電気で走行する。

車両形式[編集]

編成図(上野↔青森)
号車番号 1号車 2号車 3号車 4号車 5号車 6号車 7号車 8号車 9号車 10号車
車両番号 E001-1 E001-2 E001-3 E001-4 E001-5 E001-6 E001-7 E001-8 E001-9 E001-10
車内設備 展望車両 スイート寝台車 スイート寝台車 スイート寝台車
(車椅子対応客室)
ラウンジカー ダイニングカー デラックススイート
(四季島スイート)
スイート寝台車 スイート寝台車 展望車両
主な機器 ディーゼル発電機
主変換装置
補助電源装置
コンプレッサー
主変圧器
・主変換装置
パンタグラフ
・主変換装置
・パンタグラフ
・補助電源装置 ・主変換装置
・パンタグラフ
・主変圧器
・主変換装置
・パンタグラフ
・ディーゼル発電機
・主変換装置
・補助電源装置
・コンプレッサー
E001-1
  • 1号車に組成される上野方先頭車両。車内は「VIEWTERRACEきざし」と呼ばれる展望車両となっている。
E001-2
  • 2号車に組成される。交流電化区間で使用される主変圧器を搭載。
E001-3
  • 3号車に組成される。
E001-4
  • 4号車に組成される。車内にはバリアフリーに対応した客室を設けている。
E001-5
  • 5号車に組成される。車内は「LOUNGEこもれび」と呼ばれるラウンジカーとなっている。
  • 乗客の出入り口となっている大きく黒いドアがあるのが特徴。
E001-6
  • 6号車に組成される。車内は「DININGしきしま」と呼ばれるダイニングカーとなっている。
E001-7
  • 7号車に組成される。乗降口がないのが特徴で、車内にはデラックススイートと呼ばれる客室を設けている。
E001-8
  • 8号車に組成される。
E001-9
  • 9号車に組成される。交流電化区間で使用される主変圧器を搭載。
E001-10
  • 10号車に組成される青森方先頭車両。車内は「VIEWTERRACEいぶき」と呼ばれる展望車両となっている。

関連項目[編集]