JR四国7000系電車

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JR四国7000系電車とはJR四国が保有・運用する直流型電車である。1990年から1992年にかけて近畿車輛で計36両製造された。両面運転台の7000形と片面運転台の7100形に区分される。

概要[編集]

1990年予讃線伊予北条-伊予市間での電化開業に伴い最初は12両導入された。その後、1993年観音寺-伊予北条間電化に備えて1992年までに残りの24両が製造された。JR四国初のVVVFインバータ制御の車両である。

車両[編集]

JR四国1000系気動車をベースに製造された。両面運転台車の7000形が27両、7100形が9両製造された。7000形のうち7003は踏切事故に伴い2024年に廃車されており、7000形が26両、7100形が9両の合計35両の体制となっている。

片面運転台車7100形は全て伊予市方に運転台がある。7100形には動力がなく、単なる増結用の付随車で、6000系、7000形、7200系と連結しないと走行は不可能である。

運用[編集]

6000系の運用を代走する7000系3連と通常運用の7100形

松山運転所高松運転所に配置されており、予讃線(高松-伊予市間)及び土讃線(多度津-琴平間)で運用される。
日中は基本的に1両か2両でワンマン運転を行う。2両の場合は後1両は回送扱いとなり着席不可。
通勤時間帯では松山地区では7000系の4連や3連が運行されたり、高松地区では6000系7200系とペアを組んだりする。6000系が検査などで運用されない場合は6000系3両分を丸々代走する場合がある。

配置[編集]

配置表は以下の通り。(2025年8月21日現在)

7000形(両面運転台)
車番 配置 備考
7001 松山運転所
7002 松山運転所
7003 松山運転所 2024年3月31日に廃車
7004 松山運転所
7005 松山運転所
7006 松山運転所
7007 松山運転所
7008 松山運転所
7009 松山運転所
7010 松山運転所
7011 松山運転所
7012 松山運転所
7013 松山運転所
7014 松山運転所
7015 松山運転所 2018年3月17日に高松に転属、2025年3月15日に松山に再転入
7016 松山運転所 2025年3月15日に高松から松山に転属
7017 松山運転所 2025年3月15日に高松から松山に転属
7018 高松運転所
7019 高松運転所
7020 高松運転所
7021 高松運転所
7022 高松運転所
7023 松山運転所 2025年3月15日に高松から松山に転属
7024 高松運転所
7025 松山運転所 2025年3月15日に高松から松山に転属


7100形(片面運転台)
車番 配置 備考
7101 松山運転所
7102 松山運転所
7103 松山運転所
7104 松山運転所
7105 松山運転所
7106 松山運転所
7107 松山運転所 2025年3月15日に高松から松山に転属
7108 松山運転所 2025年3月15日に高松から松山に転属
7109 高松運転所
7110 高松運転所
7111 高松運転所

近い世代の車両[編集]

関連項目[編集]

現有車両
電車
一般用 5000系 - 6000系 - 7000系 - 7200系
特急形 8000系 - 8600系
気動車
一般用 キハ32形 - キクハ32形 - キハ40系 - キハ54形 - 1000形 - 1200形 - 1500形
特急形 キハ185系 - 2000系 - 2600系 - 2700系
貨車 トラ45000形 - チキ6000形
ディーゼル機関車 DF50形(展示用)
事業用車 9000系
過去の車両
電車
一般用 111系 - 113系 - 121系
気動車
一般用 キハ20系 - キハ35系 - キハ45系 - キハ26形
急行形・特急形 キハ57形 - キハ58系 - キハ65形 - キハ181系
客車
一般用 50系
急行形・特急形 12系 - 14系
事業用 マヤ34形
貨車 ワム80000形 - トラ70000形 - ホキ800形 - ヨ8000形 - ソ80形 - ヒ600形
ディーゼル機関車 DE10形