Gentoo Linux
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| 開発者 | Gentoo Foundation |
|---|---|
| OSの系統 | Unix系,GNU/Linux |
| 開発状況 | 開発中 |
| ソースモデル | 自由/オープンソースソフトウェア |
| 初版 | 2000年7月26日 |
| 最新安定版 | ローリングリリース / インストールメディアは約1週間ごとにリリースされる |
| アップデート方式 | Continual |
| パッケージ管理 | Portage |
| プラットフォーム | amd64, x86, arm, arm64, hppa, ia64, ppc, ppc64, sparc, mips, m68k |
| カーネル種別 | モノリシックカーネル(Linuxカーネル) |
| 既定のUI | コンソール, フレームバッファ, X Window System (various) |
| ライセンス | GPL |
| ウェブサイト | www.gentoo.org |
Gentoo Linux(ジェンツーリナックス)とは、Portageをパッケージ管理システムとして採用している自由/オープンソースのGNU/Linuxディストリビューションの一つである。
概要[編集]
上述の通り、Portageをパッケージ管理システムとして採用しており、全てのパッケージをビルドして環境構築することが特徴である。USEフラグやGNUコンパイラコレクションの引数を調整することで、それぞれの環境へと最適化させることができ、適切に設定することで他のディストリビューションよりも動作が高速となる。
一方で、数年前の低速なCPUを使用するマシンではインストールすらままならないこともあり、ハードウェア性能に大きく左右されるディストリビューションとも言える。
以下、USEフラグやビルド中心であることに起因する他のディストリビューションとの差異を例示する。
- 他のディストリビューションで細かく分けられているパッケージでも、一つまたは少数のパッケージのビルド・インストールのみで済むことがある。
- カーネルも基本的にはビルドすることでインストールするようになっており、ソースパッケージが複数存在する[注 1]
対応アーキテクチャ[編集]
ビルド中心であるため、新アーキテクチャへの移植が比較的早く進み[注 2]、他のディストリビューションが対応しないような特殊なアーキテクチャでも動作することがある。現時点で対応しているもの(太字はデスクトップにもほぼ完全対応)は、
など多岐にわたる。
インストール[編集]
公式のインストーラーが存在しないため、インストールの難易度は最上級ともいわれるが、一度インストールしてしまうと、システムを完全に更新することのできる機構があるため、管理はインストールほど難しくはない。
脚注[編集]
注釈[編集]
- ↑ バージョンの差異とされるものは、gentoo-sources、vanilla-sources、git-sourcesなど。追加パッチが当てられているものは、pf-sources、zen-sourcesなど。
- ↑ 基本ライブラリ(GNU Cライブラリなど)と基本ツール(Bash、GNU Core Utilitiesなど)、カーネルがあれば基本的には対応できてしまうため。
- ↑ AppleシリコンのMacにも対応。
- ↑ 64bitにも対応。