70-K (機関砲)

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70-K (:70-К)は、ソビエト連邦で開発された67口径37mm艦載機関砲である。

概要[編集]

本砲は、すでに陸軍向けの対空砲として運用されていた61-K機関砲を基に、艦載用に改良したものである。

1941年から1955年までに3000基ほどが製造され、従来の21-K 45mm対空砲に代わり多くのソビエト連邦海軍艦艇に搭載された。

運用[編集]

初期はソ連海軍に配備され、哨戒艇から戦艦に至るまであらゆる艦艇に対空・対小型艇用として搭載された。砲弾は61-Kと同じく破砕曳光榴弾徹甲曳光弾高速徹甲曳光弾が存在する。

本砲の導入以前にソ連海軍の艦載対空砲として普及していた21-K 45mm砲は機関砲ではなく、連射が不可能な上に時限信管を備えた砲弾も撃てなかったため、本砲の採用はソ連海軍艦艇の対空能力を大きく向上させた。

また、戦後からはポーランド中華人民共和国北朝鮮でも運用・生産されている。

派生型[編集]

登場作品[編集]

ゲーム[編集]

  • War Thunder - ソビエト連邦小型艇ツリー、大型艦ツリーの一部艦艇の艦載機関砲として登場
  • World of Warships - ソ連ツリー、パンアジアツリーの一部艦艇の対空砲として登場
  • アズールレーン - 北方連合陣営所属の対空装備「37mm対空機関砲70-K」として登場

関連項目[編集]