1000ヤードの凝視
ナビゲーションに移動
検索に移動
1000ヤードの凝視 (1000ヤードのぎょうし、英語: thousand-yard stare) とは、戦場の恐怖により、解離状態で感情が麻痺した兵士の虚ろな眼差しのことを表す用語である。2000ヤードの凝視 (英語: two-thousand-yard stare) とも呼ばれる。
概要[編集]
この用語は1945年に、従軍記者で画家のトム・リーが描いた『海兵隊員はそれを例の2000ヤードの凝視と呼ぶ』 (Marines Call It That 2,000 Yard Stare) を『ライフ』誌が掲載したことによって広まった。この絵はアメリカ海兵隊の兵士の肖像画であり、「凝視」と呼ぶにふさわしい強い眼差しが絵から感じられる。
この『海兵隊員はそれを例の2000ヤードの凝視と呼ぶ』のモデルになった兵士は太平洋戦争のペリリューの戦いに参加した無名の実在の兵士であり、この絵についてトム・リーはこのように述べている。
彼が祖国を離れて31ヶ月が過ぎていた。彼は参加した最初の戦闘で負傷した。彼はいくつもの熱帯病にかかった。彼は夜もまともに眠れず、穴に潜むジャップを一日中掃討している。彼の部隊では3分の2が死ぬか負傷している。彼は今日の朝には前線に戻る。ひとりの人間はいつまで耐えられるのだろうか?