電子掲示板
電子掲示板とは BBS(ブレティン・ボード・システム) ともいい、回線越しに(リアルタイムではなく)連絡が取れるシステムまたはその運営を行なっているサーバーサイトをいう。
元来は駅馬車の停車場にあった掲示板に由来する。
保安官事務所・煙草屋(トーテムポールが立っている)・郵便局(銀行も兼ねる)・雑貨屋(かつての「萬屋(よろずや)」に類する。鹽(塩)・煙草などを売っており、たいてい煙草を売っていることを宣伝するためにトーテムポールが立っている[1])が一緒になったような建屋に設置されていて、そこに立てられているのがブレティンボードであり、「WANTED +金額+「LIVE OR DEAD」とかいった人相書きが貼ってある「いかにも悪人ヅラ」の人相書が貼ってあるのが、西部劇における劇作上のお約束である。
現物はサン・ディエゴのオールドタウンで見られるが、日本国内ではディズニーランドやなどで見られるかもしれない(未確認)。
そのほか、職場内のコーヒーメーカーの近くに貼ってあるコルクボードなどもブレティンボードである。
ファクシミリ(ファックスあるいはファクス)と(駅や町内などにある)掲示板の発展形であるといえる。
概要[編集]
コンピュータ社会においては、 インターネットの商行的利用が可能になる以前のインターネット内の電子掲示板(ジャーゴン・ファイルなど)
公衆回線とモデムを用いた、いわゆる「草の根BBS」や大規模掲示板群(2ちゃんねるなど)、黎明期あるいは第一期といえよう。第二期は
インターネット上に公開された BBSをいうが大きくメンバー認証なしの短文系 BBS(代表的なものは2ちゃんねる) 長文系掲示板があり、さらに長文系の種類は
- メンバー以外は、見ることはできるが投稿することはできない
- メンバー以外でも、見ることはできるし、投稿することも ある程度可能。
- メンバー以外には、見ることはできるが、会員登録しないと投稿できない。(会員制)
の三種がある。長文系の BBS は短文系から大量の「荒らし」が襲ってきたため地下に潜り、現在ではML(メーリングリスト)を活動の場にしていることも多い。とくにハンディキャップを持っている方々の BBS は、短文系でも長文系でも荒らしが多く、匿名ではなく固定ハンドルを使う常習的な荒らしも多い。それが WikiPedia などに食い入って、他の MediaWiki を使用したサイト(当Enpedia などを含む)を攻撃するといった被害もある。現在は短文系BBSがほとんど
歴史[編集]
世界初のBBS[編集]
1978年、1月末。米国のイリノイ州、アメリカ三大都市のシカゴで強い吹雪に覆われる。その頃開発者のランディ・スースは知人のワード・クリステンセンとよく電話で話をしていました。電話で話すうちに様々なアイデアを思いつき世界初のBBS「Computerized Bulletin Board System(CBBS)」を作りました。
あやしいわーるど→あめぞう→2ちゃんねるに至る歴史[編集]
あやしいわーるど[編集]
1990年代後半以降はインターネットの普及によりインターネット上の電子掲示板に移行していった。その頃しば氏があやしいわーるどを立ち上げる。その後あやしいわーるどが有名になり、この頃インターネットを使える人は限られていてあやしいわーるどのユーザーに現在超有名企業に勤めている技術者がいてもおかしくないような状況であった。
その後あやしいわーるどは様々な文化を作り上げて行きギコ猫やDQNなど現在に繋がるスラングが作られていくがしば氏が脅迫を受けあやしいわーるどの閉鎖をしてしまう。その後あやしいわーるど難民はスレッドフロート式掲示板のあめぞうに流れる
あめぞう[編集]
あめぞうは1997年8月5日に立ち上げられるが当時はWareZなどのリンク集だったが官僚に自分のやっていることがバカにされ憤慨してこのような情報がネット上には流れてるんだぞと掲示板のリンクを張った当初は外部の掲示板へのリンクだけであったが、あめぞうにも掲示板を作る。あめぞう自身がリンク先の掲示板に手広く宣伝を行ったこともあって、人気を増していく。
そして「掲示板ニュース速報」と「株式速報」を設置。1998年9月3日、あやしいわーるどが閉鎖され、難民となった利用者があめぞうに流れ込んだ10月中に、「ニュース」「芸能」「スポーツ」「大黒」「漫画」などが新設され様々な掲示板が新設される。そしてその時一般ユーザーだったひろゆきがあめぞうのサブ的存在、2番目の存在である2ちゃんねるを設立した。
このころからウイルスが到来したりサーバーが落ちるなど乱れが生じ始める。管理に疲れたあめぞうが失踪。管理者を失ったあめぞう掲示板のパーミッションをまいたいねっと側が落とし始める。このようなことが続きユーザーは2ちゃんねるに流失し始め1999年11月には、実質機能停止におちいったあめぞう掲示板この用な経緯がありあめぞうから2ちゃんねるへユーザーが移動したりしていたが
2ちゃんねる[編集]
ひろゆきが作った掲示板にはあめぞうなどから人が来たりしてこうして開設された2ちゃんねるは初期から日に1万の来訪者数があり「東芝クレーマー事件」を大きく取り上げたことやに発生した東海村JCO臨界事故の実況などにより参加者が急増した。とはいえそこまで影響力は無くあめぞうの後継もあめぞう(仮)やあめざーねっとなど結構あったのでまだまだ影響力は少なかったが、2000年5月の西鉄バスジャック事件で犯人が2ちゃんねるに書き込んでいたことから急激に知名度を上げた。
2ちゃんねるの覇権[編集]
閉鎖の危機[編集]
どんどん利用者の増える2ちゃんねるは増えすぎた人口に対処できず板の閉鎖が繰り返されていた。この頃の2ちゃんねるは各地のレンタルサーバーを転々としていたが誰もこんな重役を背負いたいと言う人は現れず、運営が来る→板の住民と議論する→何もできない→閉鎖、と言う事態が各掲示板で起きていた。ただ転機が訪れる。運営がUNIX板に来た時であった。UNIX板でも最初は他のいたと同じようだったがある人が運営に助言をして様々なことが起き運営のサーバーが改善され、2ちゃんねるでその噂は広まり2ちゃんねるの他の板からも応援が集まるようになりその後荒らしも現れたが運営がちゃんと対処したため遂に2ちゃんねるはサーバーを改善することに成功した
人間生活との関わり・利用[編集]
同一時間帯にログインしているメンバーの間ではP2Pのライブチャットもできるという機能が備わっているサイトもあるらしい。現在でいうとメッセンジャーである。スマホでライブチャットをするのも無理っぽいので、この機能を備えているサイトを知らない。
入室すると ハンドルが表示されるが、個人宛のメッセージも同様に「(ハンドル)> 」で示され、初対面の場合「//」(「ノック・ノック」と呼んで、「もしもし?」の意)がお約束である。
Wikiシステムとの違い[編集]
いわゆる、公衆回線における「草の根 BBS」の時代は、とりあえずデータを共有するだけでよかった。
その後、インターネットとHTMLの普及によって、「テキストデータと HTML の記述が競合する」という問題が出来し、サニタイザが生まれた。
ここにWiki記法が被さるわけで、元々のテキスト⇒サニタイズされたテキスト⇒HTMLのテキスト⇒Wiki記法のマクロを埋めこれたテキスト⇒マクロ展開されたHTMLのテキストという五段階六種のテキストが混在するため、なかなか一筋縄ではゆかず、それぞれの変換プロセスがどの段階で用いられているかによって結果は異なりうる。
ところがMediaWikiではこのあたりの機構がどうなっているかが明らかにされておらず、Wiki記法に関する文書化も厳密には行なわれていない。
この点は改善していただきたく思うが、どうか。
その他[編集]
著名なBBSとしては、
などがある。 詳しくは電子掲示板・チャットサイトの一覧をご参照
脚注[編集]
関連作品[編集]
- 映画『ジャンピング・ジャック・フラッシュ』
- 『カッコウはコンピュータに卵を産む』