雁坂トンネル
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雁坂トンネル (かりさかトンネル) とは、埼玉県秩父市と山梨県山梨市を結ぶ、有料道路「雁坂トンネル有料道路」の大部分を占めるトンネルである。
概要[編集]
国道140号に指定されており、かつて開かずの国道とも言われた、国道140号の雁坂峠区間に掘られたトンネル。全長は6,625mであり、日本の交通用トンネルで第70位、道路トンネルで第9位、山岳を走る一般国道のトンネル第1位の長さとなる。山梨県道路公社の管理となる。
雁坂トンネルは埼玉県と山梨県を結ぶ最短ルートという立ち位置であることから、交通量が多い。だが、流れが悪いわけではなく、基本的に平均速度40km/hを上回る50km/hから70km/hの速さで流れている。
片側1車線で、上下線を区切るものはラバーポールのみである。そのため事実上対面通行である。
また、埼玉県と山梨県を直接結び、かつこの区間がなくなると100km以上の広域迂回を強いられるため、現在の関東甲信越の交通において、とても重要な役割を果たしている。
1998年に供用開始した。無料開放されるのは、その30年後となる2028年4月の予定である。普通車の通行料金は740円、ETC設備は存在しない。歩行者・小特・自転車・危険物積載車は通行禁止である。トンネル内には数多くのラジオ局が再送信されている。