鉄の道

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鉄の道』(てつのみち、英語: IRON ROAD)は手塚治虫の漫画作品。

小学六年生』(小学館)の1962年1月号から同年3月号、『中学生の友一年』(小学館)の1962年4月号から1963年3月号に連載された。

タイトルの「鉄の道」とは「シルクロード」(絹の道)の意図であるが、『幌馬車』などでも知られるジョン・フォード監督の1924年公開の無声西部劇映画『アイアン・ホース』(The Iron Horse)を捻ってつけられている。

あらすじ[編集]

中国が大唐帝国だった時代。

ローマ帝国ではローマ一の剣士・アキレタスローマ皇帝の命を受け、東征へと旅立った。

日本の少年剣士・タケルは、冒険を求め、遣唐使にくっついて大陸へと渡ってきた。その腕前を買われ、タケルは絹商人に頼まれて西へ向かう隊商に加わる。

隊商は山賊に襲われ、竜巻に襲われ、さらにはタン・メンとその一味に乗っ取られてしまう。

クロライナ(楼蘭)に到着した隊商だったが、クロライナを征服しようとするアキレタスも到着していた。クロライナを守るためタケルは、アキレタスと対決し勝利する。続いてタケルはタン・メンを倒し、隊商はもとの姿を取り戻し、西への旅を続けるのであった。

登場人物[編集]

タケル
石ノ森章太郎の『変身忍者 嵐』のような服装にブーツ履きで、白いマフラーをたなびかせるという当時の日本人離れした服装センスを持つ少年。
日本男児の精神、根性は持ち合わせている。
恐いもの知らずで、一度に7匹のを退治したことで、大唐帝国のみならず西のローマ帝国にまで名が知られるようになった。
アイ・リン
唐の商人の娘。タケルに命を助けてもらったことから、愛情を抱くようになった。隊商にも同行する。
タン・メンが隊商を乗っ取り、タケルとリー・ルンを隊商から追放した時には、2人が隊商の後を追えるよう、密かに手がかりを残した。
リー・ルン
アイ・リンの父親が隊商の隊長に雇った青年。実直な性格をしており隊商に同行する女性や老人にも気を配りながら、安全な旅を行えるよう心を砕く。
初対面から喧嘩となったタケルとタン・メンの対立には手を焼く。生真面目さに付け込まれ、タン・メンの策略にはめられ、隊商を追い出され、タケルと隊商を追跡することになる。
タン・メン
隊商に所属するモンゴル風の男性。アイ・リンの美しさに目を付けて、ものにしようとしたところをタケルに邪魔され、以降はタケルに敵愾心を抱く。タケルに味方する隊長のリー・ルンにも反発するようになり、策略をめぐらせてタケルとリー・ルンを追い出して隊商を乗っ取る。
山賊のお頭
隊商を夜襲した山賊のリーダーの男。反撃されつつも、アイ・リンの誘拐には成功し、隊商の馬や牛、荷物の全てと引き換えるよう要求してくる。
荒っぽいが狡猾さも持ち合わせており、アイ・リン救出に来たタン・メンを罠にはめて捕えた。
アキレタス
ローマ帝国の競技場で行われる試合で優勝した国一番の勇士。東の国にいるという自分より強い男(タケル)の噂を聞きつけて興味を持つ。
ソリヤル
クロライナの王女。アイ・リンと瓜二つの容姿をしているが、服装は中東風。
王家に仕えている魔術師から、東の国から来るタケルという勇士に町を守らせよと預言されている。
ローマ軍を率いて征服にきたアキレタスには、全滅覚悟で戦いに挑むという勇敢な面もある。

外部リンク[編集]