貧乏騎士
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貧乏騎士(びんぼうきし、アルメリッター、ドイツ語: Arme Ritter)は、ドイツのパン料理。
卵黄、牛乳、砂糖を混ぜたカスタード液を作り、時間が経って硬くなったパンを小さく切って浸してからバターで焼いた料理。泡立てた卵白をまぶしたり、パン粉をつけてからバターで焼くこともある。ようはフレンチトーストである。
ドイツの場合、砂糖ではなく、卵液に塩、胡椒、ナツメグを加えて塩味で提供されることもあれば、焼く際にチーズ、サラミかハムのスライスをかぶせ、蓋をしてチーズが溶けるまで温めるといったこともされる。パン粉を付けてから焼く場合には、外側はカリっとし、中は中はカスタードのような風味になることが求められる。
プラムジャムやジャムを2枚の「貧乏騎士」の間に挟むんだものは、「金持ち騎士(ライヒェ・リッター、Reiche Ritter)と呼ばれる。
硬くなったパンを卵液に浸してから焼いて食するというのは、フランスやドイツだけではなく、古くから世界各地で見られる。ローマ帝国時代にラテン語で記されたレシピ本にも記載が見られる。ドイツの場合、「貧乏騎士」の歴史は14世紀にまでさかのぼることが出来る。14世紀のドイツの料理書『Das Buch von guter Speise(美味しい料理の書)』に記載があり、この記載内容がグリム兄弟により編纂が始まった『グリムドイツ語辞典』に引用されている。
フレンチトーストの呼び名は、スウェーデンではFattiga riddare、フィンランドではKöyhät ritaritとなっており、どちらもドイツと同じく「貧乏騎士」の意である。