西神車庫
西神車庫(せいしんしゃこ)は、兵庫県神戸市西区美賀多台9丁目2番2号にある神戸市営地下鉄西神・山手線の車両基地である。西神中央駅の北東にある。
概要[編集]
西神ニュータウンで人口が急上昇し、乗客を捌ききれなくなっていた1991年頃、列車の増発が課題となり、そのためには新たな車両を増備しなければならなかった。しかし、当時車両基地は名谷車両基地しかなく、同車両基地は1978年の開業当初から留置線の増強を行って来てはいたが周辺の宅地開発が進行しており6両編成20編成以上の収容が困難になっていた、その時点でさえ2編成が駅に夜間滞泊する必要があり、増発するには新たな車両基地が必要となっていた。そこで当時、地下鉄沿線でまだ宅地開発がまだ途中であった西神中央駅の引き上げ線奥の土地を利用して建設された。1992年着工され、1993年10月に併用が開始された。留置用の車庫のため車両工場の新設は行われず谷上車両基地にて車両検査は行われている。
谷上車庫の取得に伴い、2025年3月14日に廃止された[1]。跡地にはマンションなどの宅地や商業施設などを建設するとしている。
構内構造[編集]
- 西神中央駅から北500mの引き上げ線があり、ここで2,3番線から1番線への入喚が行われる。
- 留置線が9線あり、その西端に検車庫、業務ビルがある。更に、保線用の留置線が数ある。
- 検車庫には検車設備はなく、あくまで応急処置用である。
周辺[編集]
さようなら西神車庫[編集]
2025年2月24日の10時~14時30分に開催された、西神車庫の2025年3月廃車に伴い「ありがとう」の思いを込めてさよならイベントが開催された。
バス車両展示で神姫バス・山陽バス・日本交通・神戸フェリーバス・尼崎交通事業振興・淡路交通・商船三井さんふらわあ[2]・阪神バス・本四海峡バス・西日本JRバス・神戸市交通局のバスの展示が行われた。また地下鉄海岸線シミュレータや新陽社のブース、地下鉄車両入換運転乗車体験などが行われた。
下期のブースでグッズ販売が行われた。
- 神戸市地域公共交通活性化ワーキンググループ
- ウミキリン ★
- くまちゃんのみせ ★
- COZY COFFEE
- C-farm cafe
- パン屋小麦生活/KDドーナツ
- 焼き菓子工房tsugumi
- oimostand
- あきさだ農園
- ジビエペットフード専門店猪鹿家
- 淡路交通
- 本四海峡バス
- 神姫バス
- 山陽バス
- 阪神バス
- スルッとKANSAI
- 神戸市交通局 ★
- サンワード ★
- SANSAI ★
- イケダモデリング ★
- レールクラフト阿波座 ★
- 高松琴平電気鉄道[3]
- 神戸新交通
- 神戸電鉄
- 山陽電車
- 阪神電車
★神戸市交通局オリジナルグッズ・コラボグッズ取扱ブース
こども縁日として多数の遊びができた。
- ふわふわで跳びはねよう!
- ミニ新幹線に乗ってみよう!
- 電車くじ
- キラピカすくい
- ゴム金魚すくい
更に駅弁販売で淡路屋の駅弁が販売された。また駄菓子屋レトロバスと称してむかし懐かしい駄菓子・おもちゃをボンネットバスで販売された。
外部リンク[編集]
歴史[編集]
脚注[編集]
- ↑ “神戸市、西神・山手線の西神車庫を2025年度に廃止へ”. 鉄道コム (2023年6月17日). 2024年10月3日確認。
- ↑ “お別れイベント「さようなら西神車庫」への参加について”. 株式会社商船三井さんふらわあ (2025年2月20日). 2025年2月24日確認。
- ↑ “神戸市営地下鉄「さようなら西神車庫」に出展します。”. 高松琴平電気鉄道株式会社. 2025年2月24日確認。
- ↑ “【神戸市交】「さようなら西神車庫」開催”. 2nd-train (2025年2月24日). 2025年2月24日確認。