ピンキーネット

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藤軍団から転送)
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ピンキーネット(Pinky Net)は、日本芸能プロダクション

概要[編集]

1995年に創立。当初は普通のモデル事務所だったが、2006年頃からジュニアアイドルを中心とした事務所になる。ジュニアアイドルとしてはかなり過激な内容のイメージビデオが話題になり、藤咲由姫などが人気を博す。『藤』で始まる姓を芸名にしており、マスコミ等では『藤軍団』と称され、事務所自体も注目を集めるようになる。

しかしその後は児ポ法の強化もあってジュニアアイドル路線から撤退し、よりハードな着エロ路線へと方向を転換する。この路線変更は所属タレントの大量離脱を招くことになり(主だったところでは看板アイドルであった前述の藤咲を始め、藤近みかん、藤原あこなど)、一時は事務所の存続が危ぶまれたが、藤浦めぐが着エロ路線で大ブレイクし、藤木あやか藤間ゆかりもそれに続くなど路線変更は成功を収め、結果的に以前よりも売り上げを伸ばすこととなった。

所属タレントの出入りが非常に激しく、ごく短期間しか在籍しなかったタレント(中には、サイトにプロフィールが掲載されただけで実質的には何の活動もしなかったタレントも多数いる)や離脱・復帰を繰り返すタレントが多いのも特徴である(前述の路線変更による大量離脱事件の影響もある)。また、所属タレントでは無いにもかかわらず模倣して勝手に『藤』を名乗るタレントも存在する。

2009年2月、わいせつな水着姿などのDVDを製作したとして、児童買春・ポルノ処罰法違反容疑で社長と社員2人が警視庁に逮捕された。3人とも容疑を認め、事件以降は公式サイトも閉鎖されている。

事件概要[編集]

2009年2月17日、警視庁はピンキーネット社長の神崎修一(41)、フリーカメラマンの古川明宏(34)ら3人を児ポ法違反(児童ポルノ製造)の容疑で逮捕したと発表[1]

警視庁発表によると、神崎らは2008年6月22日、都内のスタジオで少女(16)に水着や下着を着せ、動画を撮影した。動画は古川がDVD会社に125万円で売り、うち25万円が神崎に渡っている[1]。少女はインターネット上でタレント募集の広告を見て応募してきた。詳しい説明もなく撮影されていた[2]。この動画には、下腹部を誇張した水着のシーンや女性スタッフが水着の上からおっぱいを触っているシーンが含まれている[3]

全裸シーンのない動画を児童ポルノと認定して関係者を逮捕したのは全国でこれが2例目である[3]

神崎は「DVDの製造自体には直接かかわってはいない」として児ポ製造幇助で起訴されている[4]

2009年2月時点で、公式サイトに記載のあったタレント[編集]

2009年2月時点で、すでに離脱していた所属タレント[編集]

その他、多数。

脚注[編集]

出典[編集]

  1. a b 読売新聞 2009a, p. 27.
  2. “児童ポルノ:わいせつポーズ、水着姿でも逮捕――少女撮影DVD”. 毎日新聞: p. 25. (2009年2月18日 
  3. a b 朝日新聞 2009b, p. 14.
  4. 三木幸治 (2009年2月19日). “児童ポルノ禁止法違反:芸能プロ社長をほう助罪で起訴――水着姿DVDで”. 毎日新聞: p. 26 

参考文献[編集]

  • “少女の水着姿撮影 容疑の社長ら逮捕 児童ポルノと認定”. 読売新聞: p. 27. (2009年2月18日 
  • “少女の水着姿、ポルノと認定 DVD製造容疑で逮捕”. 朝日新聞: p. 14. (2009年2月17日