ピンキーネット

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藤軍団から転送)
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ピンキーネット(Pinky Net)は、日本芸能プロダクション

概要[編集]

1995年に創立。当初は普通のモデル事務所だったが、2006年頃からジュニアアイドルを中心とした事務所になる。ジュニアアイドルとしてはかなり過激な内容のイメージビデオが話題になり、藤咲由姫などが人気を博す。『藤』で始まる姓を芸名にしており、マスコミ等では『藤軍団』と称され、事務所自体も注目を集めるようになる。

しかしその後は児ポ法の強化もあってジュニアアイドル路線から撤退し、よりハードな着エロ路線へと方向を転換する。この路線変更は所属タレントの大量離脱を招くことになり(主だったところでは看板アイドルであった前述の藤咲を始め、藤近みかん、藤原あこなど)、一時は事務所の存続が危ぶまれたが、藤浦めぐが着エロ路線で大ブレイクし、藤木あやか、藤間ゆかりもそれに続くなど路線変更は成功を収め、結果的に以前よりも売り上げを伸ばすこととなった。

所属タレントの出入りが非常に激しく、ごく短期間しか在籍しなかったタレント(中には、サイトにプロフィールが掲載されただけで実質的には何の活動もしなかったタレントも多数いる)や離脱・復帰を繰り返すタレントが多いのも特徴である(前述の路線変更による大量離脱事件の影響もある)。なお、「藤XY, ただしXは漢字1字、Yは空でない文字列」というフォーマットの芸名を使用するタレントは藤軍団の外にも存在する。

年齢詐称[編集]

藤軍団のタレントが年齢を実際より若く名乗っているのではないか、という疑惑は遅くとも2007年には報道されている。

一例として2007年当時16歳とされる藤村みゆは、2005年に『現役女子高生グラビア 立花美貴 17歳』をリリースしたタレントと同一人物ではないか(つまり3歳サバ読み)、同じく14歳とされる藤瀬じゅりは、水瀬優という元コスプレイヤーで、本来は18歳ではないか(4歳サバ読み)などの疑惑がある。ファンの間ではこれらの詐称は公然の事実で、彼女たちの過激さに影響されて本当のジュニアアイドルたちも過激になればよい、と歓迎する向きもある[1]

本人の口から年齢詐称が明かされた例として藤江まみがある。当初1993年1月25日生まれとして活動していたが、のちに1989年2月2日生まれとなっている(水上れみ名義)。4歳サバ読みである。18歳でこの程度の巨乳はさほど珍しくはない、13歳の奇跡だからDVD買ったのだ、と悔しがるロリ巨乳マニアもいるだろうが、ここは涙を吞むほかない。金返せ、と行動を起こすにしても、DVDの購入価格+εのために大きなものを失うはず。???「13歳だから買うのか、このヘンタイ」「このロリコンどもめ」

ハメ撮りDVD[編集]

2008年5月1日の東京スポーツに、ある事務所社長が所属タレント50人とのハメ撮りを告白するというインタビュー記事が掲載された。社長の具体名は記載されていないが、所属タレントの藤代愛射らがハメ撮りDVDに出演するという記述から、この社長というのは藤田勝一(本名・神崎修一)に間違いない。記事には「仕事と引き換えにタレントと関係を持ち、ハメ撮りにおよんでいた」「社長と所属タレントとのハメ撮りアダルト作品をリリースする」などとある[2]

これについて、元・藤軍団の藤原あこは、社長から関係を迫られたことはない、この記事はDVDを宣伝するための虚偽発言ではないかと述べた。同時に「事前説明もなしに現場に行かされ、そこで初めて過激な撮影内容を伝えられる」など、半ば詐欺的なやり方などでDVD撮影が行われていたとも述べる[3]

これとは異なる証言もある。元・藤軍団のAさんは「セクハラは実際にありました。50人というのはさすがに見栄を張っているだけだと思いますが。撮影ロケでの宿泊は強制的に社長と相部屋にされ、関係を強いられるんです。DVD撮影に事前説明がないのも、本当ですよ。前もって言われるのは、『下の毛の処理よろしく』、これのみです」とサイゾーの取材に答えている[3]

また、Aさんはこれまで1度もギャラを受け取っていないという(交通費は実費を受け取ったようだ)。これについて、あるグラビア系カメラマンによると「芸能キャリアのほとんどない子が多いので、『芸能界とはこういうものだ。最初はギャラなんてもらえない』と事務所に言われ、信じ込んでしまう」のだという[3]

児童買春・ポルノ処罰法違反[編集]

2009年2月17日、警視庁はピンキーネット社長の神崎修一(41)、フリーカメラマンの古川明宏(34)ら3人を児ポ法違反(児童ポルノ製造)の容疑で逮捕したと発表[4]。3人とも容疑を認め、事件以降は公式サイトも閉鎖されている。

警視庁発表によると、神崎らは2008年6月22日、都内のスタジオで少女(16)に水着や下着を着せ、動画を撮影した。動画は古川がDVD会社に125万円で売り、うち25万円が神崎に渡っている[4]。少女はインターネット上でタレント募集の広告を見て応募してきた。詳しい説明もなく撮影されていた[5]。この動画には、下腹部を誇張した水着のシーンや女性スタッフが水着の上からおっぱいを触っているシーンが含まれている[6]

全裸シーンのない動画を児童ポルノと認定して関係者を逮捕したのは全国でこれが2例目である[6]

神崎は「DVDの製造自体には直接かかわってはいない」として児ポ製造幇助で起訴されている[7]

2009年2月時点で、公式サイトに記載のあったタレント[編集]

2009年2月時点で、すでに離脱していた所属タレント[編集]

その他、多数。

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ジュニアアイドルが年齢詐称!? 未成年“偽装問題”の是非”. cyzo.com (2007年11月26日). 2021年1月22日確認。
  2. “所属アイドルを毒牙!! 芸能プロ社長があきれた衝撃告白 俺と寝たグラドル50人”. 東京スポーツ. (2008年5月1日 
  3. a b c cyzo.com 2008.
  4. a b 読売新聞 2009a, p. 27.
  5. “児童ポルノ:わいせつポーズ、水着姿でも逮捕――少女撮影DVD”. 毎日新聞: p. 25. (2009年2月18日 
  6. a b 朝日新聞 2009b, p. 14.
  7. 三木幸治 (2009年2月19日). “児童ポルノ禁止法違反:芸能プロ社長をほう助罪で起訴――水着姿DVDで”. 毎日新聞: p. 26 

参考文献[編集]

  • “少女の水着姿撮影 容疑の社長ら逮捕 児童ポルノと認定”. 読売新聞: p. 27. (2009年2月18日 
  • “少女の水着姿、ポルノと認定 DVD製造容疑で逮捕”. 朝日新聞: p. 14. (2009年2月17日 
  • お騒がせ芸能プロ社長「大胆告白」の全真相”. cyzo.com (2008年7月10日). 2021年1月27日確認。