若桜鉄道WT2500形気動車
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若桜鉄道WT2500形気動車(わかさてつどうWT2500がたきどうしゃ)は、若桜鉄道が1987年に導入した気動車のこと。本項では改造後のWT3000形についても記述する。
概要[編集]
若桜線転換に伴い4両が登場。各車両に「さくらn号」(nは各車両番号の下1桁)という愛称がついていた。2002年から2003年までに廃車またはWT3000形に改造されている。
構造[編集]
新潟鐵工所製のNDCタイプであり、同時期に登場した南阿蘇鉄道MT-2000形気動車や錦川鉄道NT2000形気動車の流れを汲むが、貫通路を持ち、車体長も18m級とされた。
車内はセミクロスシートでワンマン対応となっている。トイレは持たない。
若桜鉄道WT3000形気動車[編集]
2002年から2003年にかけて主要機器の更新工事を行い、3両がWT3000形に形式変更された。合わせて前照灯も角形化されている。エンジン出力はこれにより250ps→330psに向上した。
リニューアル[編集]
2018年から2020年にかけてWT3000形の3両がリニューアルと同時に観光列車化された。3両とも異なる塗色、愛称に変更された。
運用[編集]
若桜線全線と因美線の鳥取 - 郡家間にて運用され、後にWT3000形化の予備車として導入されたWT3300形と共通運用を組む。
各車概説[編集]
- 2501→3001
- さくら1号という愛称で、2002年12月にWT3000形に改造された。2019年、臙脂色に塗色変更のうえで観光列車「八頭」にリニューアル。
- 2502
- さくら2号という愛称だったが、WT3000形に改造されず2003年12月に廃車。その後カットボディとなり石材店の展示場のオブジェと化した。
- 2503→3003
- さくら3号という愛称で、2002年1月にWT3000形に改造された。2018年、青色に塗色変更のうえで観光列車「昭和」にリニューアル。
- 2504→3004
- さくら4号という愛称で、2003年11月にWT3000形に改造された。2020年、緑色に塗色変更のうえで観光列車「若桜」にリニューアル。
関連項目[編集]
- 智頭急行HOT3500形気動車 - 同じく因美線に顔を出す車両。