南阿蘇鉄道MT-2000形気動車
ナビゲーションに移動
検索に移動
南阿蘇鉄道MT-2000形気動車とは、1986年に3両が製造された、南阿蘇鉄道の気動車である。
概要[編集]
由利高原鉄道YR-1000形気動車に続いて製造された、第2作目の軽快気動車で、新潟鐵工所製のNDCでは最初期に製造された車両である。
塗装[編集]
登場時の外部塗装は白をベースに、阿蘇山と白川をイメージしたオレンジ色と水色の帯が巻かれていた。
愛称[編集]
2001に「しらかわ」、2002に「りんどう」、2003に「はなしのぶ」の愛称が付いていた。
車内[編集]
車内は、セミクロスシートでワンマン運転用の機器を備えている。
全車正面非貫通式、両運転台、トイレなしである。
南阿蘇鉄道MT-2000A形気動車[編集]
2002年3月31日付で、全車両の塗装が変更された。
前面部分に『2003A』など、車両番号が大きく表記された。
前面部分は特に京浜急行電鉄2000・600・2100・1000形などを意識した塗装となった。
変速機、台車も交換され、空気ばね式の2軸駆動となった。
廃車[編集]
2022年12月にMT-4000形が導入されたため2001A、2002Aの2両が廃車され高森駅構内で解体された。2003Aについても、MT-4000形への代替により2024年2月11・12日に行われたラストランツアーを最後に運用離脱し高森駅構内で解体されたため、現存車はない。
運用[編集]
南阿蘇鉄道の全線で運用され、全廃まで豊肥本線の肥後大津駅に乗り入れることはなかった。
トロッコ列車ゆうすげ号への増結や、マヤ34 2009のけん引・推進を担当したこともあった。