縮退 (量子力学)

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縮退とは量子物理系を特徴づける特定の物理量(エネルギー運動量など)がその量子物理系の異なる状態において同じ値を取る現象である。そして、縮退多重度とは量子物理系において、その物理量が同じ値をとる異なり状態の数である。

数学的には、これはこの物理量の演算子が縮退した固有値を持つことを意味する。縮退多重度は、この固有値の固有空間の次元に等しくなる。縮退の場合、縮退した物理量の値を知るだけでは、系の状態を完全に特徴づけるのは不十分である。他の物理量の値も確認する必要があり、これらの物理量はともに、可換観測量の完全系を形成する。