積分因子

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積分因子とは、不完全微分形の常微分方程式に対して、当該方程式の両辺に掛ければ完全微分形に変換できるような関数である。

概要[編集]

常微分方程式の解法でよく用いられる。積分因子を掛けることにより不完全微分から完全微分を得ることができる。2変数の方程式の場合には積分因子は必ず存在する。

特に熱力学の分野で用いられ、エントロピーを完全微分にするために温度が積分因子(積分分母)となる。

関連項目[編集]