福本喜之助

福本喜之助（ふくもと きのすけ、1903年8月29日ー1981年8月16日）は、ドイツ語学者。

人物

大阪市西区出身。1930－36年京都帝国大学文学部選科生としてドイツ文学、言語学を学ぶ。1932年文部省高等教員検定試験合格。1960年「十七世紀ドイツ文語史よりみた外来語の問題と国語協会の意義」で慶應義塾大学文学博士。1936年立命館大学予科教授、1949年関西大学文学部教授、74年定年退職、名誉教授。

著書

• 『ドイツ語史よりみた外来語の研究』朝日出版社、1980.2
• 『フンボルトの言語思想とその後世への影響』関西大学出版部、1982.6

共編著

• 『獨文法提要』雪山俊夫共編、馬場書店、1949.9
• 『基範独文典』編著、南江堂、1955.3
• 『基範小ドイツ文典』編著、南江堂、1958.3

翻訳

• 『毀れた甕』(改造文庫)クライスト著, 1942
• 『実在の省察』ロベルト・シンチンゲル著, 弘文堂書房、1948
• 『言語史原理』ヘルマン・パウル著, 講談社、1965　のち講談社学術文庫
• 『言語と精神形成 精神の世界を構成する力としての言語』レオ・ヴァイスゲルバー 著, 講談社、1969
• 『現代ドイツ意味理論の源流』寺川央共編訳、大修館書店、1975