知念ウシ

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知念 ウシ(ちにん うしぃ、1966年 - )は、むぬかちゃー(ライター)[1]。政治学者のダグラス・ラミスはパートナー[2]。

沖縄島那覇市首里生まれ。津田塾大学学芸学部国際関係学科、東京大学法学部私法学科卒。国際関係論・沖縄近代史専攻[1]。2000年に子供ができたのがきっかけで沖縄に帰郷。普天間基地周辺の女性でつくる市民団体「カマドゥー小たちの集い」に参加[3]。2002年頃から在沖縄米軍基地の「県外移設」を主張[4]。2015年沖縄国際大学大学院地域産業研究科博士課程修了[5][6]。専門はコロニアリズム研究、カルチュラル・スタディーズ[5]。沖縄国際大学・沖縄キリスト教学院大学非常勤講師。NPO法人沖縄県沖縄語普及協議会理事[6]。

早くから本土への基地引き取りを主張し[7]、基地引き取り運動に沖縄側から影響を与えている[8]。哲学者の高橋哲哉は野村浩也の『無意識の植民地主義』(御茶の水書房、2005年)を読んで在沖基地の「県外移設」論を知り、さらに知念ウシの『ウシがゆく』(沖縄タイムス社、2010年)や『シランフーナーの暴力』(未來社、2013年)などを読んで理解を深め、2015年に『沖縄の米軍基地――「県外移設」を考える』(集英社新書)を刊行して基地引き取り運動の流れに加わった[9]。

共著にまぶい組編『おきなわキーワードコラムブック』(沖縄出版、1990年)、まぶい組編『私の好きな100冊の沖縄――オキナワブックセレクション 沖縄本感想文集』(ボーダーインク、1992年)、栗原彬・杉山光信・吉見俊哉編『記録・天皇の死』(筑摩書房、1992年)[10]、演劇「人類館」上演を実現させたい会編著『人類館――封印された扉』(アットワークス、2005年)、野村浩也編『植民者へ――ポストコロニアリズムという挑発』(松籟社、2007年)[11]、訳書に真喜志好一ほか著『沖縄はもうだまされない――基地新設=SACO合意のからくりを撃つ』(高文研、2000年)[10]、パット・オグデン、ケクニ・ミントン、クレア・ペイン著、日本ハコミ研究所訳『トラウマと身体』(星和書店、2012年)[12]などがある。『ワンダー』(ボーダーインク)、『新沖縄文学』(沖縄タイムス社)にエッセイなど執筆[10]。

著書[編集]

単著[編集]

  • 『ウシがゆく――植民地主義を探検し、私をさがす旅』(沖縄タイムス社、2010年)
  • 『シランフーナーの暴力――知念ウシ政治発言集』(未來社、2013年)

共著[編集]

  • 『あなたは戦争で死ねますか』(斎藤貴男、沼田鈴子、広岩近広共著、日本放送出版協会[生活人新書]、2007年)
  • 『闘争する境界――復帰後世代の沖縄からの報告』(與儀秀武、後田多敦、桃原一彦共著、未來社、2012年)
  • 『沖縄、脱植民地への胎動』(與儀秀武、桃原一彦、赤嶺ゆかり共著、未來社、2014年)

訳書[編集]

  • ダグラス・ラミス『考え、売ります。』(村上勝美絵、平凡社、2001年)
  • 新川明文、儀間比呂志版画『りゅう子の白い旗――沖縄いくさものがたり』(出版舎Mugen、2011年)
  • 比嘉豊光写真『全軍労・沖縄闘争――比嘉豊光写真集』(英訳、出版舎Mugen、2012年)
  • 亀海史明、岡本由希子編『伊志嶺隆と平敷兼七』(沖縄県立博物館・美術館、2019年)
  • いのうえちず、亀海史明編『平良孝七展――復帰50年』(翻訳センター共訳、編集工房東洋企画、2023年)

出典[編集]

関連文献[編集]

  • 沖縄の米軍基地を「本土」で引き取る!編集委員会編『沖縄の米軍基地を「本土」で引き取る!――市民からの提案』(コモンズ、2019年)
  • 高橋哲哉『沖縄について私たちが知っておきたいこと』(ちくまプリマー新書、2024年)

外部リンク[編集]