ドリーム知多号
ドリーム知多号 Dream Chita | |
---|---|
概要 | |
種別 | 高速バス |
運行開始 |
2007年 (知多シーガル号夜行) 2019年 (D知多号) |
運行終了 | 2025年 |
路線 | |
起点 | 八田駅 |
終点 | 東京ディズニーランド |
その他 | |
ドリーム知多号(ドリームちたごう)は、八田駅と東京ディズニーランドを結んでいた夜行高速バス路線である。この記事では本路線の前身となった知多シーガル号についても記載する。
概説[編集]
JRバスグループの夜行バスブランドであるドリーム号の1つ。
東京駅と知多半田駅を結び、ジェイアールバス関東の単独運行で、JR東海バス参入前は週末や休日のみ運行されていた知多シーガル号の夜行便にジェイアール東海バスが参入し、2019年6月に毎日運行に格上げする形で登場。これに伴い、夜行便は半田市内を経由しなくなった。
東京と尾張地方を結ぶJRバスの夜行バスは名古屋駅を起終点とするドリームなごや号があるが、ドリームなごや号は衣浦東部地域や知多半島北部をカバーしておらず、それをカバーする形となった。
運行開始当初は名鉄太田川駅を起終点としていたが、2022年10月からは名古屋市内のJR関西本線八田駅が起終点となり、同時に新安城駅[注 1]と金山駅南口へも停車を開始した。その一方、大府市内や東海市北部の停留所は設定されていない[注 2]。
八田駅はジェイアール東海バス名古屋支店にほど近い場所に位置している。
2025年1月16日より、ファンタジアなごや号と路線統合されてドリーム知多号の愛称は消滅した。
運行回数[編集]
1日1往復。
運行経路および停車バス停[編集]
東京駅の乗車場所は八重洲南口、降車場所は日本橋口。また各バス停はクローズドドアシステムが敷かれており、ディズニーランド - 東名江田のみ、新安城駅 - 八田駅のみでそれぞれ完結する利用はできない。
- ▼…八田行は乗車のみ、東京行は降車のみの扱い
- ▲…東京行は乗車のみ、八田行は降車のみの扱い
- ※…東京行の降車のみの扱い
停留所名 | 所在地 | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
東京ディズニーランド | 千葉県 | 浦安市 | ▼ | |||||||
新木場駅 | 東京都 | 江東区 | ▼ | |||||||
東京駅 | 千代田区 | ▼ | ||||||||
霞が関 | ※ | |||||||||
東名江田 | 神奈川県 | 横浜市 | 青葉区 | ▼ | ||||||
新安城駅 | 愛知県 | 安城市 | ▲ | |||||||
知立駅北(リリオホール前) | 知立市 | ▲ | ||||||||
刈谷駅南口 | 刈谷市 | ▲ | ||||||||
イオン東浦店前 | 知多郡 | 東浦町 | ▲ | |||||||
緒川駅 | ▲ | |||||||||
太田川駅 | 東海市 | ▲ | ||||||||
金山駅(南口) | 名古屋市 | 熱田区 | ▲ | |||||||
八田駅 | 中村区 | ▲ |
運行会社[編集]
知多シーガル号[注 3]及び東名ハイウェイバスと行路がセットになっているため、上り東京行きがジェイアール東海バス、下り八田行きがジェイアールバス関東でそれぞれ固定されている。
使用車両[編集]
両社とも4列シート・トイレ付き車両で運行している。
ジェイアール東海バスは標準的な40人乗り、ジェイアールバス関東は後部パウダールーム付40人乗り。
知多シーガル号[編集]
2007年6月に昼行・夜行便各1往復で運行を開始。JRバス関東の単独運行路線で、新木場駅と知多半田駅を結んでいた。知多半田側では知多乗合の営業所に入庫して折返し整備を行っていた。4列シートハイデッカー車を使用していたが、3列シートスーパーハイデッカー車や2階建て3列シート車、ハイデッカー車ながら3列シート(Gシート)と4列シートの合造車を使用していた時期もある。
2013年9月までは毎日運行していたが、10月からは昼行・夜行の双方が週末や休日といった多客が見込める特定日のみ運行となり、2019年6月には夜行便がドリーム知多号に置き換えられて廃止となった。
その後も昼行便は運行が続けられたが、コロナ禍に伴う移動需要の大幅低下に伴って2020年4月から長期運休となり、「ファンタジアなごや号」統合前は「運休中」の案内があったが、統合後はその案内がなく、事実上の路線廃止状態となっている。