盤上のオリオン

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盤上のオリオン』(ばんじょうのオリオン、英語: Orion on the board)は、 新川直司による青春将棋ラブストーリー漫画[1]山本博志五段(2024年時点)が監修を務めている[2]

週刊少年マガジン』(講談社)にて、2024年6号(2024年1月10日発売)[1]。単行本は既刊7巻(2025年9月時点)。

2024年4月に発売された単行本1巻は、同月中に初版の約2倍の部数での重版が決まった[3]

あらすじ[編集]

かつて「将棋の神童」と呼ばれた二宮夕飛。15歳になった夕飛は、かつての輝きを失い連敗を重ねていた。ライバル・久慈彼方が公式戦で29連勝なのに対し、夕飛は17連敗。落ち込む夕飛は、先輩が息抜きにと誘ってくれたとバー「Philip」でマスターの娘で「真剣師」の少女・茅森月と出会い、月と将棋の対局で、月から84手投了を予告され、それを下回る82手投了と完敗してしまう。将棋をやめる決意をするた夕飛だったが、入学した高校で再び月と出会う。

登場人物[編集]

二宮 夕飛(にのみや ゆうひ)
震災で両親を亡くし、将棋好きの祖父に将棋を教わる。夕飛が将棋に勝つことを喜ぶ祖父の為にプロ棋士を目指し、奨励会に入るが公式戦17連敗。
茅森 月(かやもり つき)
バー「Philip」のマスターの娘で、希望する客を相手にカクテルのギムレット1杯を対価として賭け将棋を指している。容姿は美しいが、とても勝ち気な性格で、客を金ヅルとしか思っていない。
高校では生徒会に所属し、眼鏡をかけたお淑やかで全校生徒からも羨望の眼差しで敬われる女王として存在しており、バーでの姿を口外しないよう夕飛を生徒会に強制参加させると共にバーで強制労働を強いる。
久慈 彼方(くじ かなた)
かつては夕飛と共に「4人の神童」と呼ばれていた内の1人。夕飛より一足早くプロ棋士になり4段。プロ新記録となるデビューから29連勝を記録した期待の新星である。なお、29連勝目の対戦相手が奨励会三段の夕飛であった。
夕飛を将棋の世界に連れ戻すため、バー「Philip」に出向き、月と将棋勝負をし、圧倒的な勝利をする。これを悔しがる月は彼方にリベンジするため、女性プロ棋士を目指すことになる。

盤上のオリオン杯 こども将棋大会[編集]

「ねこまど将棋まつり」では、ねこまど主催のこども将棋大会であるどうぶつしょうぎ大会が開催されているが、2024年より講談社様の特別協賛を得て「盤上のオリオン杯 こども将棋大会」として開催されている[4]

脚注[編集]

  1. a b 盤上のオリオン:「四月は君の嘘」新川直司の新連載は将棋×青春×ラブストーリー 「マガジン」でスタート”. MANTAN WEB (2024年1月10日). 2025年10月7日確認。
  2. 「順位戦C級2組」『プロ棋士カラー名鑑2024』 扶桑社2024年、74頁。ISBN 978-4594621957
  3. 盤上のオリオン:コミックス第1巻が発売後即重版 初版の2倍で 「四月は君の嘘」作者の将棋マンガ”. MANTAN WEB (2024年4月24日). 2025年10月7日確認。
  4. 2024年8月11日(日) ねこまど将棋まつり「盤上のオリオン杯 こども将棋大会」参加者募集”. ねこまど (2024年7月17日). 2025年10月7日確認。

外部リンク[編集]