牛肉どまん中

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牛肉どまん中(ぎゅうにくどまんなか)は、山形新幹線奥羽本線米坂線米沢駅山形県米沢市)の駅弁[1]。日本全国にも知られる人気駅弁である[1][2]

東京駅でも通年で販売されているため、「東京駅の駅弁」と認識している人も少なくない[3]

概要[編集]

山形新幹線では米沢駅が近づくと購入予約を促す車内アナウンスが入るほどの人気の駅弁である[4]

秘伝の「たれ」で味付けした牛そぼろ煮と牛肉煮を山形県産どまんなか」を使用したご飯の上に乗せた牛丼風の弁当である[1][2]。甘辛い味付けは、山形の県民食とも言われる「芋煮」を想起させるという意見もある[4]

調製元は新杵屋で、牛肉どまん中は看板弁当であり、ロングセラー商品である[5]

種類[編集]

牛肉どまん中
定番商品[5]。甘辛い醤油ダレで調味したもの[3]
第2回(2013年)駅弁味の陣グランプリ獲得。
牛肉どまん中 カレー[1]
カレーライスではなく、カレー煮。秘伝のたれとカレーを合わせてある。
子どもの人気も高い。
牛肉どまん中 しお[1]
特製の塩だれで調味してあり、肉本来の味を楽しめる。
第13回(2024年)駅弁味の陣グランプリ獲得。
牛肉どまん中 みそ[3]
味噌だれで調味したもの。
第14回(2025年)駅弁味の陣において「初陣賞 (新作駅弁の中で総合評価1位)」を獲得した[6]
味くらべ 牛肉どまん中[5]
甘辛醤油味、塩味、みそ味、カレー味の4つを楽しめる弁当。
米沢駅以外に仙台駅山形駅でも販売されている。
どまん中百選 牛肉どまん中&海鮮どまん中[2]
ミニサイズの牛肉どまん中と「海鮮どまん中」の2つを合わせた東京駅限定バージョン。米沢駅では販売されていない。

歴史[編集]

新杵屋は1921年(大正10年)に和菓子店として創業し、1947年(昭和22年)より駅弁の製造を行っている[1]

1993年(平成5年)の山形新幹線開業に合わせて発売された[2][7]。発売直後から人気も高く、以降、高位置の人気を確保し続けている[7]。人気の一例として2013年に日本各地の駅弁が販売されている東京駅で最も多く売れた駅弁が牛肉どまん中であった[7]

山形県には「どまんなか」以外にも同時期に発売開始された「はえぬき」というブランド米もある(のちに「雪きらり」「ひだまり」「つや姫」などのブランド米も誕生している)[3]。弁当の開発時には、どまんなかとはえぬきの両方で試作したが、どまんなかは冷めても美味しく、牛肉煮のタレが絡みやすかったという点があり、どまんなかが採用された[3]

ブランド米「どまんなか」の命名理由は、開発した山形県農業試験場庄内支場が庄内平野の中央部にあることから、公募によって決まった[3]

トリビア[編集]

脚注[編集]

  1. a b c d e f 「PART.02 東北編」『MonoMaster特別編集心に残るおいしさ! 絶品駅弁図鑑』 宝島社、2025年、23頁。ISBN 978-4299073075
  2. a b c d なかだえり 『駅弁女子 日本全国旅して食べて』 淡交社、2013年。ISBN 978-4473038708
  3. a b c d e f 杉山淳一 (2016年10月22日). “米沢駅の人気駅弁「牛肉どまん中」直球ネーミングの由来は?”. マイナビニュース. 2026年4月8日確認。
  4. a b 東京駅で買える駅弁【牛肉どまん中】が旨い!大人気の米沢名物を味わおう”. オリーブオイルをひとまわし (2020年11月30日). 2026年4月8日確認。
  5. a b c 「山形県 味くらべ 牛肉どまん中」『駅弁味の陣2019 公式ガイドブックうまい駅弁』 オレンジページ、2019年、38頁。ISBN 978-4865933369
  6. 町田莞太 (2025年12月17日). “JR東日本「駅弁味の陣2025」、総合1位は「峠の釜めし」140周年記念商品。「牛肉どまん中 みそ味」は新作1位に”. トラベルWatch. 2026年4月8日確認。
  7. a b c 「牛肉どまん中」『駅弁大図鑑』 扶桑社、2014年、28頁。ISBN 978-4594609368
  8. 山形の有名駅弁「牛肉どまん中」で使われる米が「はえぬき」に変わったことで「『どまん中』って米の銘柄なんや!?」と驚く人たち…いつか商品名まで変わりそう。”. Togetter (2026年1月7日). 2026年4月8日確認。

外部リンク[編集]