年賀状

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年賀状(ねんがじょう)とは、挨拶状の一種で、新年を祝うものである。概ね1月1日に相手先へ届くよう配達される。

概要[編集]

通常は年末の12月25日頃までに投函されたものを1月1日に郵便局から各戸へ向けてまとめて一度に配達する。日本郵便はこの年賀状用に抽選で景品が当たるくじ番号が付与されたお年玉付郵便はがき(年賀はがき)を販売しており、年賀状を送る者はこれを用いることが大半である。勿論、通常の郵便はがきでも年賀状を送ることは出来る。

1月1日の年賀状の配達出発式はメディアに取り上げられることも多く、年始の風物詩となっている。

小学校中学校では国語科冬休みの宿題の一つとして年賀状の作成・送付が課されることがある。

喪中欠礼[編集]

1年以内に身内が死去した者は年賀状を出さない風習がある。その場合、年内に「喪中につき、新年のご挨拶は差し控えさせて頂きます」という旨を記した喪中はがきを送る。喪中はがきを受け取った側は年賀状を送らずに寒中見舞いを送ったり、贈答用線香を贈ったりする。

なおこの風習が広まったのは昭和期と比較的最近のことである。

枚数の減少[編集]

電子メールやSNS・メッセンジャーアプリの普及などで年賀はがきの発行枚数は年々減少しており、日本郵便は2025年用の年賀はがきを当初10億7千万枚を発行すると発表したが、これは前年比でマイナス3億7千万枚、率にしてマイナス25%という大幅な減り幅となっている。[1]そして、2025年の1月1日に配達された年賀状の枚数は4億9100万通で、前年比マイナス34%とこちらもまた大きな減少率となっている。[2]

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