宝台ループ線
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宝台ループ線 (たからだいループせん) とは、樺太にあった鉄道省豊真線の樺太真岡郡清水村の宝台駅と真岡町の池ノ端駅との間に設けられたループ線である。
概要[編集]
現在はサハリン州ホルムスク管区チストヴォードノエ村にあるユジノサハリンスク - ホルムスク線の廃線区間にあるループ線ということになり、同区間は急こう配を和らげるために複数の標高を稼ぐ措置が導入されており、このループ線の最急こう配は22‰となっている。
ロシアではこのループ線に存在する橋梁が「チョールタフモースト」(Чёртов мост、魔の橋)と呼ばれている。これは、1945年8月のソ連侵攻においてこのループ線で激しい戦闘が繰り広げられ双方が戦死者を多く出したことに由来している。
1943年に樺太庁から鉄道省樺太鉄道局に移管され、1945年にソ連運輸通信省極東鉄道局に移管された。そして1991年のソ連崩壊後にロシア運輸通信省サハリン鉄道局に移管された。
1994年にはトンネル施設が老朽化で損壊し、同区間が運行休止。総延長5,087 mに及ぶ隧道12か所を修復する必要があると判明し、運行再開を断念。1996年に同区間は廃止された。
ループ線は運行再開されなかったが、存在した当時は「ソ連で最も美しい鉄道」と評判だった区間で、ループ線周辺まで観光列車が今になっても度々運行されている。ループ線の保全活動も行われている。