大日本帝国アメリカ県
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「大日本帝国アメリカ県」(だいにほんていこくアメリカけん)は、手塚治虫の漫画作品。
『週刊漫画サンデー』(実業之日本社)1965年7月28日号に掲載され、これが好評だったことから修正の上、『漫画サンデー増刊号』1966年1月8日号に再掲載された。
双葉社から1970年に刊行された『手塚治虫集』には収録されたが、以降に講談社から刊行された手塚治虫全集などには収録されていない。手塚治虫公式サイトでも触れられていない。このため、長らく「幻の作品」「封印作品」とも呼ばれていた。2023年に国書刊行会から刊行された『手塚治虫大人漫画大全』に収録された。
あらすじ[編集]
大日本帝国が第二次世界大戦に勝利し、アメリカ合衆国が「アメリカ県」として日本に併合されて20年。自由の女神像は撤去され、神武天皇像が立っている。また、アドルフ・ヒトラーも存命である。
ニューヨーク市で三流雑誌の編集をしている日本人男性、雑誌に白人女性ヌードを載せたカドで特別高等警察に連行される。同じく連行されていた男、自分は「催眠テープ」の開発者だと名乗り、「日本が勝った」と思いこませるテープが存在することを話した。開発者を名乗った男は銃殺されたが、編集者はどうにか釈放された、編集者はハドソン川の神武天皇像に隠されている催眠テープを見つけ出し、催眠から醒めた。
その世界は日本がアメリカに負けて20年経った世界であったが、編集者のいた世界のものと比べて週刊誌のエロ描写はすさまじく、編集者はエロの催眠テープの仕業と考えるのだった。