土佐電気鉄道安芸線

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土佐電気鉄道安芸線(とさでんきてつどうあきせん)は、かつて高知県南国市にある後免駅から同県安芸市までを結んでいた土佐電気鉄道(現:とさでん交通)の鉄道路線。

概要[編集]

1930年に高知鉄道の路線として御免 - 安芸間で開通した。1944年に野村産業株式会社から土佐交通に買収され、1948年に同社が南海鍛圧機株式会社に買収され土佐電気鉄道株式会社に改称されて以降は社名は廃止まで変わることがなかった。

1949年に電化されたが、4月5日に社債を発行し、わずか3ヶ月後の7月20日に電化が完成するというスピード工事であった。

その後、日本国有鉄道阿佐線(現:土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線)の建設のため鉄道用地が買収されることになり、1974年4月1日に廃止された。同年11月29日、実際に日本鉄道建設公団が114,302m215億4713万円で安芸線の鉄道用地を買収したが、当路線は低規格で当時の鉄建公団は高規格での建設のみを行っていたことなどから殆どの路盤が活用されず新規に路盤で建設したため、買収した意味は殆どなかった。また廃止後、1981年日本国有鉄道経営再建促進特別措置法により工事が凍結され、その後、第三セクターの土佐くろしお鉄道の建設に切り替わった結果、2002年の開業まで約30年間も安芸市内の鉄道が消滅した上に、安芸線は電化されていたものの、開業した土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線は非電化で電化が廃止されるなどの事態になった。

駅一覧[編集]

駅名 営業キロ 接続路線 所在地
駅間 累計
後免駅 - 0.0 日本国有鉄道(現:四国旅客鉄道):●D JR土讃線
土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線(当時は未開業)
南国市
後免町駅 0.9 0.9 とさでん交通後免線
土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線
永田駅 1.3 2.2
立田駅 0.6 2.8 土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線
日章駅 0.5 3.3
物部川駅 0.3 3.6
西野市駅 1.0 4.6 香美郡
野市町
野市駅 1.1 5.7 土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線
遠山駅 1.0 6.7
古川駅 1.1 7.8 土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線 香美郡
吉川村
赤岡駅 1.5 9.3 土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線 香美郡
赤岡町
岸本駅 0.8 10.1 土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線 香美郡
香我美町
月見山駅 1.2 11.3
夜須駅 1.0 12.3 土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線 香美郡
夜須町
手詰駅 0.4 12.7
海浜学校前駅 1.0 13.7
土佐住吉駅 0.9 14.6
長谷寄駅 1.7 16.3 安芸郡
芸西村
西分駅 1.2 17.5
和食駅 1.1 18.6 土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線
赤野駅 1.4 20.0 土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線 安芸市
八流駅 1.8 21.8
穴内駅 2.1 23.9 土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線
安芸駅 2.9 26.8 土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線

廃線跡[編集]

前述の土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線に転用された場所や、高知県道501号高知安芸自転車道線に転用された場所がある。

関連項目[編集]

  • 日本の廃止鉄道路線一覧
  • 廃線
  • 野村茂久馬 - 安芸延長時の高知鉄道社長。高知県交通社長や高知商工会議所会頭も歴任
  • 江若鉄道 - モータリジェーションに伴う利用者激減に加え、新規路線の建設に伴い廃止されたことが類似する。
  • 北丹鉄道線 - 鉱山閉鎖や河川改修に伴い廃線となったが、当線同様に鉄建公団の工事線が新規に建設され、同様に第三セクター鉄道(京都丹後鉄道)が開業した。
  • 福島交通梁川線 - 当路線同様、モータリジェーションに伴う利用実績低迷で廃線となったが、当線同様に鉄建公団の工事線が新規に建設され、同様に第三セクター鉄道(阿武隈急行)が開業した。
  • 電化の廃止 - 当路線のような廃止後に開業した新規路線が非電化の例は殆どないが、それ以外の電化撤去などの例が掲げられている。

外部リンク[編集]