四谷快談

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四谷快談』(よつやかいだん)は、『四谷怪談(東海道四谷怪談)』を題材にした手塚治虫の短編漫画。

週刊少年ジャンプ』(集英社)の1976年4月12日号に読み切り掲載された。

お岩さんが自分の乳房を平公に見せたり、白い蛇に変身した際に脱皮して危機を脱し、人間の姿に戻ると全裸だったりといったお色気シーンもある。

あらすじ[編集]

昭和27年、手塚治虫は四谷於岩稲荷の近くで下宿住まいをしていた。その於岩稲荷の裏に悪さばかりをする隻眼の戦災孤児・平公が住んでいた。

この平公、道路を横断していた白い蛇を助けた事があり、その白い蛇は四谷怪談のお岩さんだったこともあって、お岩さんと共同生活をはじめることになった。お岩さんは母親のようにかいがいしく平公の面倒を見る。なお、お岩さんは幽霊ではなく亡霊なので足もある。

平公の残る目も、もうすぐ見えなくなると医師から言われており、平公はお岩さんに一度だけプロ野球の試合が見てみたいと話した。どうにか観戦チケットを都合できたが、既に平公の目は視力を失っていた。お岩さんは自分の目を平公にあげるといって姿を消する。

11年経ち、平公はプロ野球選手になり初勝利を飾る。平公は 初勝利を知らせるため、真っ先に於岩稲荷へと向かうのだった。

外部リンク[編集]