千住検車区

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千住検車区(せんじゅけんしゃく)とは、東京都荒川区にある東京地下鉄(東京メトロ)の車両基地である。隣接地には東京メトロの子会社であるメトロ車両千住総合事業所がある。

概要[編集]

日比谷線用の車両基地で、南千住駅から入出庫する。建設に際しては水害対策のため、日比谷線本線のトンネル工事で出た土砂を利用して1m近い盛土を行っている。

開業後の日比谷線は想定を上回る輸送需要の伸びを示し、それに対応するべく増結・増備が行われた。これに対応するべく千住検車区の重層化を含む拡張が検討されたが、周辺地盤が重層式の巨大建築物を支えられない程軟弱なために立体化は不可能と判断。相互直通運転を行っている東武鉄道より西新井電車区を譲り受けて竹ノ塚検車区を開設した。

検車区に隣接して2004年(平成16年)まで千住工場があった。千住工場は日比谷線車両の定期検査を実施していた他、本格的な車両基地のなかった東西線所属の5000系の検査も行っていた。千住工場は鷺沼工場に統合されて廃止となったが、工場施設は東京メトロの車両検査業務等を受託しているメトロ車両の千住事業所へと転用された。千住事業所では各路線所属車の空調・ブレーキ関係・主電動機・集電装置・空気圧縮機・蓄電池などの検査を行っている。