八百津ダート
八百津ダート (やおつダート) とは、国道418号の岐阜県加茂郡八百津町にある未舗装区間の通称である。
概要[編集]
「キングオブ酷道」と呼ばれる国道418号の最も酷い区間。この区間は幅員が狭いだけでなく、「ダート」の名の通り未舗装となっており、非常に荒廃した状態になっている。
八百津ダートは通年通行止めとされているが、ゲートなどは存在せず進入が可能である。なお、町道の十日神楽線が分岐する部分では通行止めゲートが設置されており、そこから先は国道指定されているものの事実上の廃道になっている。
八百津ダートの名物は、ダート区間の入り口近くにある、国道418号のマークにバツマークが描かれた青看板である。これは道が通じていないことを表しており、迷い込む車はこれでだいぶ少なくなっていると思われる。
道路状況[編集]
八百津ダートは岐阜県道353号篠原八百津線の分岐付近から始まる。分岐後すぐに通行止めとなり、「通行止 国道418号は、ここから幅員狭小路肩軟弱で危険なため通行を禁止します 恵那方面へは県道篠原八百津線へお回り下さい」と記された看板が現れる。「幅員狭小」「路肩軟弱」という明らかにマズい四字熟語や、「通行を禁止」という強い言葉が出ていることから迷い込んだたいていの人がここで引き返すだろう。
そしてしばらくしてから、左側に小道の分岐が現れると、ダート区間が始まる。しばらく未舗装で路肩が軟弱な区間がつづき、しかも落下物で車体やタイヤを傷つけたり、堆積物でスリップする可能性があり、非常に危険である。ガードレールはないが、デリネーターは辛うじて存在している。ただ、右脇はすぐそこにダム湖(丸山ダム)があり、湖面まで20mの高さがあるほか、湖底までかなりの深さがあることから、落ちたら絶対助からない区間となっている。
暫くして急カーブを過ぎると、二俣トンネルと呼ばれるトンネルが現れる。トンネルは短いが、もちろんトンネル内照明などないし、トンネル内で曲がっているため明かりが一切入ってこない。このトンネルは、掘削する際に朝鮮人作業者が働き、作業で亡くなった方を壁面に埋めて人柱にしたという都市伝説が残っており、「朝鮮トンネル」の異名も持っている。死人とはいえ、壁面に人を埋めるという行為が非人道的であるように感じられる。
そこからしばらく、前の区間と同じような、本当に狭い未舗装の道が続く。法面が崩れそうであり、木々も鬱蒼としているため、通っていてとても不安を感じる道になっている。そしてしばらくすると、町道十日神楽線が分岐し、通行止めゲートが現れこれ以上進めなくなる。この先は笠置ダムまで事実上の廃道になっており、また地理院地図を参照すると、幅員3 m未満の軽車道となっているところがあることがわかるため、進入できたとしても走破は難しいだろう。
新道・迂回路[編集]
この区間は流石に通れたものではないのでもちろん新道や迂回路が整備されている。バイパスはかなりの快走路であり、また、順次開通しており、近いうちにこの八百津ダート区間が国道指定から外れることになるだろう。
また、迂回路は県道に指定されている区間があるが、そこは普通にバイパスではないので幅員狭小である。つまり、総じて言えることとしては、新道が完成するまでは八百津~恵那間をこのルートで移動しない方がいいということである。