丸山ダム
丸山ダム(まるやまダム)とは、岐阜県加茂郡八百津町と可児郡御嵩町の木曽川本流にあるダムである。
概要[編集]
管理者は国土交通省中部地方整備局で、国土交通省直轄ダムのひとつ。木曽川本流の洪水調節と水力発電を担う。水力発電は関西電力が運営している。
堤高は98.2mで、日本初の100mクラスのダムであり日本初の本格的な機械化工法で建設された歴史に刻まれるダムだが、治水機能強化のため2029年(令和11年)完成予定の新丸山ダムに機能を引き継いで水没する予定となっている。
機能[編集]
洪水調節[編集]
ダム下流の愛知県犬山市地点における基本高水流量を毎秒1万4千立方メートルと定め、ダムによって毎秒1,800立方メートルをカット。これにより犬山での計画高水流量を毎秒12,500立方メートルに抑制する。
昭和36年梅雨前線豪雨、昭和47年7月豪雨、1999年(平成11年)7月の梅雨前線豪雨などで洪水調節能力を発揮したが、1983年(昭和58年)9月の台風10号による記録的豪雨ではただし書き操作を余儀なくされた。
発電[編集]
関西電力が管理運営する丸山発電所・新丸山発電所で水力発電を行っている。
貯水池の八百津町側に取水口を設け、そこから水路で水を導いて発電するダム水路式となっている。
新丸山ダムへの継承[編集]
詳細は「新丸山ダム」を参照
前述の通り、1983年(昭和58年)9月の台風10号による記録的豪雨では丸山ダムの調節能力を上回る量の水がダムへ流れ込み、流入量と放水量を同一にするただし書き操作を余儀なくされ、下流で浸水被害が発生した。
1986年(昭和61年)に丸山ダム再開発事業に着手。既存の丸山ダムを20.2m嵩上げして新丸山ダムを建設するという大規模なもので、完成すると総貯水容量が1億3135万立方メートルへと増強され、流水の正常な機能維持も可能となる。更に発電所も機能が強化され、丸山発電所は認可出力が14万3千kWに強化される。
新丸山ダム本体工事は2021年(令和3年)に着工され、2029年(令和11年)の完成を目指して工事が進められている。完成後の丸山ダムは新丸山ダムによって生じる人造湖の水中に没する。
アクセス[編集]
- 名鉄広見線明智駅からYAOバスに乗り、八百津町ファミリーセンターバス停で西部コミュニテイバス(やおまる)に乗り換えて人道の丘公園南バス停で下車し徒歩。
- 東海環状自動車道可児御嵩インターチェンジから国道21号、岐阜県道83号多治見白川線を八百津方面へ走る。
同名のダム[編集]
兵庫県西宮市の船坂川(武庫川水系)にも丸山ダムがある。更に大分県豊後高田市の丸山川(桂川水系)にも丸山ダムがある。
関連項目[編集]
- 丸山水力専用鉄道 - 本ダムの建設に際して物資・人員輸送を目的に建設された。