両雄士伝(りょうゆうしでん)は明治6年頃に近藤勇と土方歳三の功績を称え、顕彰するために編纂された伝記集である。
近藤勇と土方歳三と親交のあった小島為政(小島鹿之助)らが中心となり、顕彰碑を建立する際に作成された伝記集である。内容は近藤勇(昌宜)の生い立ちと剣の修行、土方歳三の生い立ち、新選組の結成、池田屋事件と禁門の変、大政奉還、鳥羽伏見の戦い、甲陽鎮撫隊、下総流山での近藤の捕縛、宇都宮の戦い、会津戦争、箱館戦争等を簡潔にまとめる[1]。