ロビンちゃん
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「ロビンちゃん」は手塚治虫の海洋冒険漫画、およびタイトルロールのキャラクター名。
『少女の友』(実業之日本社)で1954年9月号と同年10月号とに連載された。
あらすじ[編集]
船乗りの兄が行方不明となったルリは、丘の上のヒルマン男爵の屋敷で海を見下ろして暮らしていた。男爵はルリの声がつぶれるまで歌を歌わせていた。
ある日、ロビンと名乗る少年がフレーネ姫を探して男爵の家を訪ねてきた。ロビンが箱いっぱいに詰まった真珠を見せても、強欲な男爵はルリの兄が帰ってこなければダメだと言う。ロビンはルリの兄を探すため、ルリを屋敷から連れ出す。
ロビンの船は、こぎ手も何もいないのに動いており、船上で出される食事は海で取れるものばかりだった。また、ロビンはルリにロビンの部屋には来てはいけないと話した。
ボアー船長率いる海賊船に船が襲われ、ルリとロビンは囚われてしまったが、そこで海賊の手下として働かせられている兄と再会する。ボアー船長は、ロビンと決闘し、倒せばルリを返すと言い、兄はロビンと決闘を行う。ロビンはやられたふりをして海に落ちた。
ロビンは不思議な力によって海賊船の乗員の目を回して、ルリと兄を助け出す。兄は、ロビンが海の人間であると見抜き、ルリにロビンを諦めるよう諭した。
屋敷に戻った3人を見て男爵はいずこかへと姿をくらました。ロビンは熱帯魚として男爵に飼われていたフレーネ姫を連れて屋敷を出て海に戻った。去り行く船を見下ろしながら、ルリはいつまでも立っていた。
外部リンク[編集]
- ロビンちゃん - 手塚治虫公式サイト