ルイ10世
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ルイ10世(英:Louis X)とは、カペー朝12代目のフランス国王。渾名は喧嘩王。
1289年10月4日にパリで生まれる。父はフィリップ4世、母はナバラ女王フアナ。1305年、母が崩御したためナバラ国王ルイス1世として即位。同年ブルゴーニュ公の娘マルグリットと結婚した。ルイは喧嘩っ早い性格で男友達とのスポーツに明け暮れ、マルグリットも気が強い女性だったので夫婦仲は悪く、娘1人が産まれたのみだった。1314年、マルグリットとシャルルの妻の不倫が発覚し彼女らは幽閉された。所謂ネールの塔事件である。
同年11月末にフィリップ4世が崩御し、長男だったルイがフランス王に戴冠された。幽閉中のマルグリットもフランス王妃となったが、翌1315年に死亡した(一説ではルイの命令で絞殺されたとも)。ルイはハンガリーの王族の娘クレマンスを2番目の妃として迎えたが、1316年6月5日、テニスの後に冷たいワインをガブ飲みして体調を崩し崩御した。享年26。この時妻クレマンスは妊娠中であり、後に産まれた男児がジャン1世として出生と同時に即位したが、1週間も経たずに夭折した。