リング発振器

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リング発振器とは、奇数個のNOT回路などによって全体として負の利得を持つリング状の発振器。リングオシレータとも。

概要[編集]

NOT回路などの利得を負にする素子をインバータと呼ぶことがあるが、整流器の逆の働きをするインバータとは全く異なるものである。 インバータには、NOTの他にNAND回路NOR回路を用いて位相の制御をしやすくすることもできる。 利得が負であることで安定な状態が無く発振する。インバータの遅延時間によって発振周波数が決まる。

偶数個のNOT回路を使うと、全体の利得が正になって安定な状態が2つできる。 よって、発振しない。SRラッチのように記録をするのに使えるためSRAMの基本素子にはそのようなものがある。

関連項目[編集]