ラーメン豚山
圧倒的な、中毒性。
ラーメン豚山( - ぶたやま)とは、ギフトホールディングスが運営する日本の二郎系ラーメン専門の飲食チェーン店である。通称「豚山」。
首都圏を中心に店舗を展開し、ラーメン二郎インスパイアのチェーン店として学生などに親しまれている。
概要[編集]
ラーメン豚山は、二郎系ラーメンの特徴である濃厚な豚骨スープ、たっぷりのヤサイ、極太麺、そして柔らかいチャーシューを提供するラーメンチェーンであり、特にガッツリとした食事を求める若者やラーメン愛好者に支持されている。その一方で二郎系ラーメンとしては珍しく店内の環境がかなり清潔に保たれており[1]、これまでの二郎系ラーメンではなかった一定数の女性客の取り込みにも成功している。
「二郎系ラーメン」と聞くと、高圧的な店主や呪文のように唱えられるコール(トッピングの注文)などのイメージによって初心者からの敷居が高いように思われがちであるが、ラーメン豚山では懇切丁寧にコールの掛け方が案内されており[注 1]、またスタッフについても接客がかなり丁寧である。コールを尋ねられるタイミングについても座席の番号で呼ばれるため、コールで過度に緊張する必要もない。このため、ラーメン二郎の直営店(いわゆる「直系二郎」)に足を運ぶのは怖いものの「二郎系ラーメン」に興味がある層の受け皿となっている[1][2]。
運営元の株式会社ギフトホールディングスは、横浜家系ラーメンの「町田商店」や油そば専門店の「元祖油堂」など複数のラーメンブランドを展開しており、「ラーメン豚山」は町田商店に次ぐ第2のブランドとして位置づけられている。2022年末に発表された中期経営計画では、2025年までに売上高300億円、店舗数1,000店を目指す目標の一環として、ラーメン豚山の店舗拡大を進めている。また、ラーメン豚山のフランチャイズ展開開始とロードサイド店舗の新設についても公表されている[3]。
メニュー[編集]
「当店の小ラーメン等の小サイズは 普通のラーメン屋さんの大盛ほどあります」と店内や公式HPにもあるように、二郎系らしく小ラーメンでも十分量が多い。調子に乗って大ラーメンを頼んで残してしまった場合はお察しください。……とまでは行かないものの、それでも量は普通に多いため注意が必要だ。
ラーメン[編集]
ブタ | 麺量125g (ミニ) |
麺量250g (小) |
麺量375g (大) |
---|---|---|---|
2枚 | ミニラーメン 950円 |
小ラーメン 1,000円 |
大ラーメン 1,100円 |
5枚 | ミニぶた 1,200円 |
小ぶた 1,250円 |
大ぶた 1,350円 |
8枚 | ミニぶたタブル 1,400円 |
小ぶたダブル 1,450円 |
大ぶたダブル 1,550円 |
汁なしラーメン[編集]
ブタ | 麺量125g (ミニ) |
麺量250g (小) |
麺量375g (大) |
---|---|---|---|
2枚 | ミニ汁なし 1,050円 |
小汁なし 1,100円 |
大汁なし 1,200円 |
5枚 | ミニぶた 1,300円 |
小ぶた 1,350円 |
大ぶた 1,450円 |
8枚 | ミニぶたタブル 1,500円 |
小ぶたダブル 1,550円 |
大ぶたダブル 1,650円 |
つけ麺[編集]
ブタ | 麺量125g (ミニ) |
麺量250g (小) |
麺量375g (大) |
---|---|---|---|
2枚 | ミニつけ麺 1,050円 |
小つけ麺 1,100円 |
大つけ麺 1,200円 |
5枚 | ミニぶた 1,300円 |
小ぶた 1,350円 |
大ぶた 1,450円 |
8枚 | ミニぶたタブル 1,500円 |
小ぶたダブル 1,550円 |
大ぶたダブル 1,650円 |
冷やし中華[編集]
6月1日から9月30日までの夏季期間において、限定メニューとして冷やし中華がある。
ブタ | 麺量125g (ミニ) |
麺量250g (小) |
麺量375g (大) |
---|---|---|---|
2枚 | ミニつけ麺 1,150円 |
小つけ麺 1,200円 |
大つけ麺 1,300円 |
5枚 | ミニぶた 1,400円 |
小ぶた 1,450円 |
大ぶた 1,550円 |
8枚 | ミニぶたタブル 1,600円 |
小ぶたダブル 1,650円 |
大ぶたダブル 1,750円 |
サイドメニュー[編集]
- 麺増し125g:通常価格 100円
- ライス:通常価格 150円
- 大ライス:通常価格 200円
トッピング[編集]
- うずら5個:通常価格 100円
- 生玉子:通常価格 50円
- 粉チーズ:通常価格 100円
- 豚1枚:通常価格 100円
- 味玉:通常価格 100円
- 辛ニラ:通常価格 100円
- 白髪ネギ:通常価格 100円
- 肉あぶら:通常価格 150円
- マヨネーズ:通常価格 50円
- ぶっカリー:通常価格 100円
このほかかつては「旨辛くん」が提供されていたが、2024年ごろに販売を終了した[4]。
ドリンク[編集]
- 黒ウーロン茶:通常価格 200円
このほか店内には製氷機付きのウォーターサーバー(無料)が設置されている。
その他[編集]
- お持ち帰り豚200g:通常価格 500円
脚注[編集]
- 出典
- ↑ a b 落合 りょう(落合のワイフ) (2023年4月14日). “【二郎系】を食べたいけど、色々怖いわ~って人におすすめの神ラーメン店「豚山」”. note. 2025年7月22日確認。
- ↑ “豚山はうまいのか、まずいのか?実際の評判を解説!”. Ramenラボ. 2025年7月22日確認。
- ↑ “2023年10月期 決算説明資料” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 株式会社ギフトHD, オリジナルの2024年9月14日時点によるアーカイブ。 2025年7月22日閲覧。
- ↑ まにっち【公式】 (2024年3月12日). “ラーメン豚山でリニューアルしたと言う『味付けネギ』を食べてみた!今日のアレは無限花かつお!?の巻”. アメーバブログ. 2025年7月22日確認。
- 注釈
- ↑ 座席前のカウンター部には注文例付きでコール表が掲示されている。