メーター (自動車)
メーターとは、自動車の速度や回転数を表示する計器類。メーターの表示には、チェンジレバー(シフトギア)位置表示灯、スピードメーター、タコメーター、パワーメーター、燃料計、水温計が表示されている。燃料計は、ガソリンの量を表す。水温計は、エンジンの温度を表す。メーターは速度や燃費数値を表示する。
自動車のメーターの位置は、運転席正面に設置される。運転席正面は、運転席の視界に入る範囲である。
車種、グレードなどによって、メーターの表示方法は異なる。
メーターの種類は下記の通りになる。
- スピードメーター
車の走行速度を計測・表示するための計器。速度計。自動車、鉄道車両、オートバイといった多くの乗り物に装備されている。自動車のスピードリミッターは、通常は180km/hになっている。
- タコメーター
エンジンの回転数を表示するための計器。回転計。
軽自動車のように、排気量が小さいほど、エンジンの回転数が大きくなり、タコメーターの上限の数値が大きい。LサイズのクロカンSUVのように、大きめの排気量であるほど、エンジンの回転数は比較的小さくなり、タコメーターの上限数の数値が少し小さくなる。
エンジンの排気量が大きい車、トヨタ・ランドクルーザープラドといったLサイズのクロカンSUVは、タコメーターのカウント上限が7に下がっている。
- パワーメーター
ハイブリッド車、電気自動車、燃料電池車のモーターの回転数を表示するための計器。これらの車の動力源は、エンジンの代わりにモーターで動くので、タコメーターの代わりにパワーメーターが用いられる。タコメーターの部分が、ハイブリッド車はパワーメーターとなる。タコメーターやパワーメーターは、ひっくるめて、回転計という。
文字の角度[編集]
自動車のメーターの文字の角度は、水平向きが標準である。水平向きは、どの位置に関係なく文字が読み取りやすく、区別がはっきりしている。
中には、メーカーや車種によっては、メーターの文字の角度が、円周の角度に沿っているものもある。円周の角度に沿っているタイプは、数字が回転し、傾いているので、各文字が区別しにくく、文字が読み取りにくい。
メーターの大きさの種類?[編集]
2眼メーター…車のメーターパネルにおいて、スピードメーターとタコメーター(回転計)がそれぞれ独立した2つのメーターで構成されているデザイン。
メーターの位置[編集]
自動車のメーターの設置位置は、運転席正面が標準である。
中には、メーカーや車種によっては、ダッシュボードの中央にスピードメーターを配置した、センターメーターのものもある。センターメーターだと、速度計の確認がおろそかになり、速度についての判断が狂い、顔や目線を左右に移動する角度が大きく、首を横に大きく動かさなければならず、加速を調整するなどの、速度調整がしにくい。
普通自動車のスピードメーターの表示の配置は、従来は、スピードメーターが左、タコメーターが右で、スピードメーターがタコメーターの左隣になっている。これは、運転者そのものの設計であり、これでは、助手席から見たらタコメーターしか見えないため、車の速度の情報のサポート・認知が把握できない。
2010年前後以降の最近では、スピードメーターが右、タコメーターが左で、スピードメーターがタコメーターの右隣になっているものが増えてきている。助手席からでも車の速度の情報のサポート・認知が把握しやすいからである。スピードメーターの位置がタコメーターの右隣にあることにより、助手席からも速度を確認できる。