ベルリン外環状線
ベルリン外環状線(ドイツ語:Berliner Außenring)とはドイツの鉄道路線である。
概要[編集]
ベルリン西部を周回する全長125キロの環状鉄道である。20世紀初頭からバイパス路線として計画され、1940年代から部分的に建設が開始された。Außerlingというのは既に内部にあったベルリン環状線(lingbahn)と区別をするためである。全線を通して運転される列車はなく、ベルリンから放射線状に伸びる全ての路線と交差し短絡線などが設けられており、ベルリンの中心部から各地へ向かう優等列車、貨物列車、ベルリン空港駅へ向かう列車のバイパスとして使われ、日本でいう武蔵野線と役割が近い。Sバーン専用の線路が併設されている区間があり、Sバーンも運行される。
運行形態[編集]
外環状線はSバーン含め5つの系統が運行されている。
地域列車[編集]
RB20号線[編集]
ホーエン・ノイエンドルフ西駅からゴルム駅からまで、オラーニエンブルク駅からポツダム中央駅までのRB20号線が1時間に1本運転される。ゴルム駅からヘンニヒスドルフ駅 (b ベルリン)は全駅通過する。ヘンニヒスドルフ駅に途中入るが、その時だけベルリン=クレメン線に入る。またヘンニヒスドルフ駅ではスイッチバックが行われる。
RB21号線[編集]
プリオルト駅からゴルム駅まで、ゲズントブルンネン駅からポツダム中央駅間のRB21号線が1時間に1本運転される。
RB22号線[編集]
ゴルム駅からルドヴィッヒスフェルデ-シュトルーフェスホフ駅まで、グリーブニッツ駅からケーニヒス・ヴスターハウゼン駅間のRB22号線が1時間に1本運転される。
Sバーン[編集]
S8号線[編集]
ベルクフェルデ駅からミューレンベック-メンヒミューレ駅まで、ビルケンヴェルダー駅からグリューナウ駅までのS8号線が1時間に3本運転される。
S75号線[編集]
シュプリンクプフール駅からヴァルテンベルク駅まで、ベルリン東駅からヴァルテンベルク駅までのS75号線が1時間に3本運転される。
駅一覧[編集]
- ゴルム駅(↑外環状線/ベルリン=マクデブルク線)
- ポツダム・ピルシュハイデ駅(ユーテルボーク=ナウエン線)
- ザールムント駅(ベルリン=ヴィーゼンブルク線)
- ルドヴィッヒスフェルデ-シュトルーフェスホフ駅(ベルリン=ハレ線)
- ゼルホウ西信号場(ベルリン=ドレスデン線/ベルリン空港方面)
- (シェーネフェルト駅)(ベルリン空港方面/グリューナウ方面/ベルリン=ゲルリッツ線)
- ベルリン・アイヒゲステル駅(ベルリン=グーベン線)
- シュプリンクプフール駅(ベルリン=キュストリン-キーツ・グレンツェ線/ベルリン=ヴリーツェン線)
- ゲーレンゼー通り駅
- ホーエンシェーンハウゼン駅
- ヴァルテンベルク駅
- ミューレンベック-メンヒミューレ駅(ベルリン=シュチェチン線)
- シェーンフィース駅
- ベルクフェルデ駅 (b ベルリン)(ベルリン北部線)
- ホーエンノイエンドルフ西駅(ベルリン=北部線/ベルリン=クレメン線)
- ファルケンハーゲン (b ナウエン)駅(ベルリン=ハンブルク線)
- プリオルト駅(ハノーファー=ベルリン高速線、ベルリン=レールテ線)
- マルクアルット駅
- ゴルム駅(外環状線↓)