EN 452/453列車

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EN 452/453とはロシア鉄道が運行していた国際長距離夜行列車のユーロナイトである。2011年から2020年の間で運行されていた。

概要[編集]

ロシアの首都モスクワベラルースキー駅からフランスの首都パリパリ東駅までを結ぶ列車で、2020年新型コロナウイルスパンデミック、そして2022年のロシアによるウクライナ侵攻により運休されている。

1994年以前までD 240/241列車(東西急行)としてモスクワ-パリ間を結んでいたが、1994年のダイヤ改正以降、モスクワ-ブリュッセル間のみの運行となり、1998年のダイヤ改正で消滅した。その後数年間はモスクワとブリュッセルまたはケルンを結ぶ夜行列車が運行されていた。

運行形態[編集]

走行距離は3159kmでヨーロッパを走る長距離列車で最も長いものの一つである。所要時間は約39時間を要した。ブレスト中央駅では標準軌ロシア軌で切り替わるため台車を交換していた。

列車は火曜日の18時17分にモスクワを発車し木曜日の9時40分にパリに到着する。復路は木曜日の18時58分にパリを発車し土曜日の11時44分にモスクワに到着する。ロシアとベラルーシではこの列車の列車番号は23/24列車である。

経由[編集]

列車はロシア、ベラルーシ、ポーランドドイツ、フランスを経由していた。停車駅はベラルースキー駅、スモレンスク中央駅ミンスク中央駅ブレスト中央駅ワルシャワ中央駅ベルリン中央駅フランクフルト (マイン)南駅ザールブリュッケン中央駅を経てパリ東駅まで至る。2019年まではカールスルーエ中央駅ストラスブール駅を経由していた。

関連項目[編集]