バルブデバイスとは、理想的には、ある特定の方向に無損失で電流を流すことが可能な素子。
特に、半導体バルブデバイスを指すことが多く、これは半導体スイッチと逆並列ダイオードを組み合わせたものである。
理想的な素子とは異なり、オンでもスイッチやダイオードにわずかな電圧がかかったり、オフでもわずかな電流が流れたりするなどの現象がある。
そのため実際には、スイッチ損と呼ばれる損失があるが、バルブデバイスを用いた回路にすることによって、従来よりも電力損失を低減できる場合がある。
チョッパ制御の双方向チョッパや四象限チョッパにおいて応用される。
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