バイパスの夜

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バイパスの夜」(バイパスのよる)は、手塚治虫によるホラー漫画、および漫画を原作とするテレビドラマ。

漫画[編集]

週刊ポスト』(小学館)の1969年10月10日号に読み切り掲載された。

= あらすじ[編集]

大きなトランクを抱え、深夜にタクシーに乗りこんできた男性客は箱根まで行くように運転手に告げた。

男性客は自分は人を殺し、一億円を強奪してきたのだと運転手に語る。一方の運転手のほうも妻の浮気現場を見てしまったため、妻を殺害し、遺体をタクシーのトランクに入れているのだと語る。

緊迫する車内であったが、ドライブインが近づくと、二人はどちらともなく笑い合あった。ドライブインで休憩することになったが、客はトランクを決して手放そうとはせず、タクシーのトランクからは赤い液体がこぼれおちていた。

出発したタクシーを見ていたドライブインの店員は、あのタクシーはブレーキが壊れている欠陥車だと語る。

バイパスを走るタクシーの車内では、車のブレーキが利かないと運転手が客に語っていた。

テレビドラマ[編集]

世にも奇妙な物語』の一編として1991年10月31日に「バイパスの夜」が放映された。

客を阿藤快が、タクシーの運転手を寺田農が演じている。

変更点[編集]

タクシーはドライブインには立ち寄らず、「この先、橋げた落下のため通行禁止」と書かれた看板を無視するようにタクシーが進んでいくところで終わる。

外部リンク[編集]