ニホンヒキガエル
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ニホンヒキガエルとは、ヒキガエルの一種である。
形状[編集]
体長80-176mmで、体重44-600g。体はずんぐりする。
アズマヒキガエルに似るが、本種は鼓膜が小さく目は離れることで区別出来る。
生態[編集]
主に近畿地方以南の本州と四国、九州、壱岐、五島列島、天草、大隅諸島など西日本に分布する。
分類[編集]
1838年(天保9年)、コンラート・ヤコブ・テミンクとヘルマン・シュレーゲルの共著「日本動物誌」で新種記載され、Bufo japonicus という学名が提案された。日本動物誌が発表される12年前の1826年(文政9年)にBoieが Bufo praetextatus という種を記載している。現在、一般的に使われているのは前者であるが、後者を使う者もいる。
アズマヒキガエルは本種の一亜種とされていたが、2023年の研究において、遺伝子配列の比較や交雑実験をした所、別種とされた[1]。
出典[編集]
- ↑ Fukutani, K.; Matsui, M.; Nishikawa, K. (24 Oct 2023). “Population genetic structure and hybrid zone analyses for species delimitation in the Japanese toad (Bufo japonicus)”. Zoological Science 11: e16302. .