チュウゴクスッポン

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
チュウゴクスッポン
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: カメ目 Testudines
: スッポン科 Trionychidae
亜科 : スッポン亜科 Trionychinae
: スッポン属 Pelodiscus
: チュウゴクスッポン P. sinensis
学名
Pelodiscus sinensis
(Wiegmann, 1835)
和名
チュウゴクスッポン (中国鼈)
シナスッポン (支那鼈)
アジアスッポン (亜細亜鼈)
ヒガシアジアスッポン (東亜細亜鼈)
英名
Chinese softshell turtle

チュウゴクスッポンとは、カメ目スッポン科に属するスッポンの一種である。

概要[編集]

ロシア沿海州中国東部・台湾朝鮮半島インドシナ半島北東部・ベトナム北部・海南島に生息している[1]日本では、1950年代~1980年代に食用・養殖用として沖縄島以南の琉球列島台湾から人的移入されている[2][3]

中国では漢方薬として食用にされている。

形状[編集]

チュウゴクスッポンの甲羅は細長く25cm以上になることは少ないが、 ニホンスッポンは甲羅が丸く35㎝以上になる個体もいる[1]

甲羅は柔らかい皮膚で覆われている。

分類[編集]

チュウゴクスッポンは、Arend Friedrich August Wiegmannが1835年に記載した。

スッポンは、長らく単一種とされていたが、近年はチュウゴクスッポン(狭義のP. sinensis)とアムールスッポン(P. maackii)、P. axenariaP. parviformisP. variegatusに分割する説が浸透しつつあり、他にも隠蔽種がいる可能性がある[2]

だが、独立種説はちゃんと精査されているとは言い難く、核DNAデータは種とされている集団の分化は不鮮明である[2]

脚注[編集]

出典
  1. a b 矢部 隆「ニホンスッポンPelodiscus sinensis (Wiegmann, 1835)」。
  2. a b c 岡本 卓、竹内 寛彦、鈴木大「2013年以降の日本産爬虫類の分類の変更および関連する話について」、『爬虫両棲類学会報』第2019巻第2号、日本爬虫両棲類学会、202-207、 2019-11頁。
  3. ニホンスッポン”. 国立環境研究所 侵入生物DB. 2022年8月7日確認。