シーサイド道路

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シーサイド道路 (シーサイドどうろ) とは、茨城県神栖市の市道である神栖市道1-9号線の通称。

概要[編集]

名前の通り鹿島灘の海岸を通る道路。鹿島臨海工業地帯へのアクセス向上のために当時の波崎町が整備し、1970年に全線開通した。元々臨海工業地帯へのアクセスを目的として作られた道路であるが、海水浴場があったために海水浴場へのアクセス道路として一般利用者にも使われるようになった。2006年以前は、午前5時から午後9時30分までの走行台数は5,300台を記録したそれなりに交通量が多い道路だった。

全長は15.3 kmである。

土地関連のトラブル[編集]

波崎町はこの道路を整備したが、1994年にシーサイド道路周辺の土地を購入した人物が測量をしたところ、私有地が道路に含まれていることが発覚。そして1996年、土地を買った人物は境界画定を求め当時の波崎町長を提訴、そして裁判に発展した。その後、2004年には最高裁判所で道路の一部は私有地の一部に含まれているということとなった。

波崎町は、地権者に土地の買収金額を提示したが、地権者は裁判の間に仕事に行けなかったり、家族の時間を取れなかったりしたことから賠償金を要求していたこともあり、金額が合わず買い取り交渉が決裂。そのため、その区間は引き続き地権者のものということになり、地権者は2006年その区間を有料道路とし、5000円の通行料金を徴収。また、道路にバリケードを設置した。そして、波崎町は地権者とのトラブルを避けるためにシーサイド道路を迂回することを推奨した。

2020年には地権者が死去し、地権者の長男が相続者として土地を引き継ぐこととなったが、2022年には通行を巡るトラブルで、長男は進入した男性に向かって軽トラックを急発進させ全治2か月の大怪我を負わせた。そして長男は逮捕されたが、2022年2月には土地の相続の手続きが完了したため、神栖市は地権者に交渉を再開した。そして2023年に神栖市と地権者は和解し、売却の姿勢を見せたため、神栖市は4000万円を地権者に支払い売買契約を締結。2023年7月には通行止め状態が解除された。

なお、いまだにシーサイド道路には私有地を通る区間があるが、そこは土地の所有者に同意をもらっているため通行止め状態には至っていない。

関連項目[編集]