シュレディンガーズ・クラッシュ

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シュレディンガーズ・クラッシュSchrödinger's Crush)とは、片思いのあいまいな心理状態・関係性を、物理学の思考実験のひとつ「シュレディンガーの猫」のあいまいさになぞらえた、英語圏のスラング。日本語に相当する言葉はない。

  • 自分の「心理状態」のあいまいさ:自分が相手のことを好きなのか嫌いなのか、あいまいな状態のたとえ。何らかの理由(例えば相手に恋人ができるなど)で相手を意識することがなくなれば、結局自分の心理状態はどちらだったのか「観測」[1]されずに終わることもある。似た意味の日本語として「愛憎相半ばする」があるが、こちらは「愛と憎しみの比率が50:50である」ということ、つまり「愛と憎しみが両方ある」ということを客観的に認識している表現であり、「一体どちらの感情なのか分からない」というニュアンスを含むシュレディンガーズ・クラッシュとは微妙に異なるといえよう。
  • 相手との「関係性」のあいまいさ:告白すれば恋人になれるかもしれないし、なれないかもしれない。その2種類の将来的な関係性が重ね合わさっている、という意味でこの言葉が使われることもある。プロポーズという「観測」によって、状態は収束する。

補足[編集]

  1. 「観測」の意味がわからない人は「シュレディンガーの猫」について調べてみよう。