サスピション

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サスピション』は、手塚治虫によるオムニバス漫画シリーズの1つ。

概要[編集]

コミックモーニング』(後の『モーニング』、講談社)に掲載された。各話は扉絵1ページに本編22ページの構成である。『ブラック・ジャック』が本編20ページだったのに比べると、少し長い。

「サスピション(英語: suspicion)」とは「疑惑」「不安」といった意味合いであり、シリーズ名の通りに「不信」、「不安」、「疑惑」をテーマとして人間のもつ暗黒面を描いた作品シリーズである。

アドルフに告ぐ』の週刊連載が始まったため、このシリーズは3編のみで終了となった。手塚治虫本人はもっと続けたかったようコメントを残している。

各話[編集]

3編はそれぞれが完全に独立したストーリーとなっており、登場人物なども相互に全く関係がない。ストーリーも異なっていれば、シチュエーションも全く異なっている。

シリーズ名の通りに、不信感、疑惑、憎しみといったものに囚われた登場人物が疑心暗鬼に陥り、やがてカタストロフ(破滅)を迎えるというストーリー骨子は共通である。

ハエタタキ
1982年10月21日号掲載。
峠の二人
1982年11月18日号掲載。
P4の死角
1982年12月16日号掲載。

外部リンク[編集]