キンメダイ

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キンメダイ
分類
界 : 動物界 Animalia
門 : 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
綱 : 条鰭綱 Actinopterygii
目 : キンメダイ目 Beryciformes
科 : キンメダイ科 Berycidae
属 : キンメダイ属 Beryx
種 : キンメダイ B. splendens
学名
Beryx splendens
R. T. Lowe, 1834
和名
キンメダイ (金目鯛)
英名
splendid alfonsino

キンメダイとは、キンメダイ目に分類される海水魚である。

形状[編集]

体長 30–40 cmで、体重 400–2,000 g。棘鰭数は、背鰭 1–2本、臀鰭 2–3本、胸鰭 2–5本、腹鰭 5本。

近縁種であるフウセンキンメとは、後鼻孔は細長いスリット状である事や体背部にある鱗の後縁に鋸歯状突起が無い事で同定出来る。

分布[編集]

太平洋、大西洋、インド洋の熱帯から温帯地域に分布する。生息水深は 200–800 m。

日本国内では、北海道、青森県八戸市沖、相模湾、房総半島南方、神奈川県、東京都、横浜、伊豆半島、伊豆諸島新島西方、三重県志摩市御座沖、熊野灘、紀南海山、富山湾、伊豆諸島鳥島、須美寿島、八丈島、青ヶ島、沖ノ鳥島、九州、東シナ海、パラオ海嶺で見られる[1]。

生態[編集]

昼間は水深300–800 mの岩礁地帯で見られるが、夜間は海面近くへ浮上する。

肉食性で、チヒロエビ、サクラエビ、ホタルイカなどのエビや、ハダカイワシ類やヨコエソ類などの小魚、オキアミ、イカ、エビ、ヒカリボヤを食べる。

抱卵数は 30–50万粒。卵径は 1.1–1.2 mm。卵は約2日で孵化する。1年で 8.8–16.1 mm、2年で 18.5–23.5 mm、4年で 300–340 mm、6年で 400 mm になる。

分類[編集]

和名に「タイ」とあるが、タイに近い仲間ではない。

1834年にリチャード・トーマス・ルーヴ (Richard Thomas Lowe) によって新種記載された。

フィリップ・フィリップ (Phillip Heemstra) は、 フウセンキンメをキンメダイと同種としたが、現在は否定されている。

利用[編集]

キンメダイの煮つけ

重要な食用魚であり、伊豆大島や八丈島で漁獲される。煮付けや刺身、煮魚、干物で食される。冬季に取れるものには油が乗っており、特に美味である。

名称[編集]

「キンタロウダイ (金太郎鯛)」という別名もある。

地方名として「キンメ (東京・神奈川県三崎・江の島)」「アカギ (東京・神奈川県三崎)」「マキンメ (小田原)」がある。

出典[編集]

  1. ↑ 畑 晴陵、岩坪洸樹、原口百合子、森 幸二、本村浩之「鹿児島県のキンメダイ科魚類」、『Nature of Kagoshima』第42巻、2017年5月27日、 49–56。