キス&クライ~楽しい人生の滑り方~

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キス&クライ~楽しい人生の滑り方~』(キスアンドクライ~たのしいじんせいのすべりかた~、英語: Kiss & Cry - fun way of life -)は、みづき水脈によるフィギュアスケートを題材にしたオムニバス漫画作品集[1] 。競技スポーツとしてのフィギュアスケートではなく、日常と非日常という切り口にフィギュアスケートを用いた作品集である[1]

JOUR』(双葉社)で2021年から2023年にかけて連載された。season1からseason3まで『楽しい人生の滑り方』で、電子単行本化にあたって改題された[1]。season4以降は雑誌掲載時のタイトルも単行本と同じになっている。単行本は全8巻で、分冊版も全18巻が販売されている。

season1 「42歳、専業主婦がフィギュアスケートにハマったら」[編集]

2021年7月号(2021年6月2日発売)、同年年8月号(7月2日発売)に掲載された。前後編の全2話。

登場人物
清水 亜希子(しみず あきこ)
42歳。夫、娘と3人暮らしの平凡な専業主婦。

season2 「15歳、美人JKは芸能界かスケートか選べない」[編集]

2021年11月号(2021年10月1日発売)、2022年1月号(2021年12月2日発売)、2022年2月号(2022年1月4日発売)に掲載された。前中後編の全3話。

登場人物
茂木 絢香(もぎ あやか)
15歳。高校1年生。東京都内の裕福なほうに分類される家庭で育ち、幼い頃からいろいろな習い事をやらされてきた。フィギュアスケートは3歳から習っており、一番のお気に入りでもある。実力も同年代では高いほうで、スケートクラブでは注目され、3回転ジャンプも修得している。

season3 「44歳、女社長がフィギュアスケートを10年続けたら」[編集]

2022年4月号(2022年3月2日発売)から同年7月号(6月2日発売)まで連載された。ep.1からep.4までの全4話。

登場人物
年齢はep1(2002年)時点。
観音崎 麗華(かんのんざき れいか)
44歳。父親から「1番を目指せ」と言われて育ったため、大学を首席卒業後、アメリカの大学へ留学し、証券会社に就職。しかし、証券会社では1番になれないと、1998年に独立し、当時は珍しかったインターネット通販の会社を興す。この会社が好調の波に乗って発展した。
自分の趣味が無いことに気付くが、ジム通い(過去に何度か登録しては辞めている)やゴルフ、踊る系は気が乗らず。

season4 「36歳、スケート男子の母親は未来のスターを育てたい」[編集]

2023年1月号(2022年12月2日発売)[1]から同年5月号(4月1日発売)まで連載された。ep.1からep.5の全5話。

登場人物
年齢はep1(2002年)時点。
白石 孝子(しらいし たかこ)
36歳。フィギュアスケートのインストラクター。
バツイチで、二児の母親でもある。
白石 真響(しらいし まゆら)
10歳。小学4年生。孝子の娘で、教え子でもある。
孝子の親のひいき目を抜いても、基礎技術は高いが、ジャンプに難がある。
白石 涼真(しらいし りょうま)
7歳。小学1年生。孝子の息子、真響の弟。当初はサッカー少年だったが、姉と同じく孝子の下でフィギュアをやるようになる。
スピードがあり、姉の真響とは逆にジャンプ大好き。フィギュアを始めて2か月半でダブルアクセルジャンプ(2回転半ジャンプ)を修得する。

season5 「26歳、あざとい系女子とオタク女子がスケートで親友になったら」[編集]

2023年9月号(2023年8月2日発売)から同年12月号(11月2日発売)連載までされた。ep1からep4までの全4話。

登場事物
年齢はep1(2006年)時点。
樫木 由良(かしわぎ ゆら)
26歳。「社畜」を自称するWebデザイナー。多趣味であり男性アイドルグループのライヴにも参加している。
MINTS(ミンツ)
由良が追っかけてる男性アイドルグループ。ライヴではローラースケートを使用するような曲もいくつかある。
田口 桃子(たぐち ももこ)
由良と同期入社の同僚。由良にフィギュアスを勧める。
2011年時点では電力会社に勤める男性と結婚している。

脚注[編集]

  1. a b c d みづき水脈のフィギュアスケートオムニバス「楽しい人生の滑り方」が電子単行本化”. コミックナタリー (2022年11月5日). 2025年10月22日確認。