キキンダ
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キキンダ(セルビア語:Кикинда/Kikinda)とはセルビア北部に位置する都市である。「飢饉だ」ではない。
概要[編集]
北バナト行政管区の行政中心地である。2022年の国勢調査によると、人口は32084人であった。セルビア北東部バナト地方に位置している。
歴史[編集]
2,3世紀にはローマの支配が及んでいた。その後、5世紀にフン、6世紀にゲピド、7,8世紀にアヴァール、9世紀にブルガールと遊牧系の民族の支配を受ける。10世紀になると、パンノニアに定住したマジャル族の支配下となり、第1次世界大戦の頃までハンガリー領であった。ただし16,17世紀はオスマン帝国の支配が及んでいた。
この都市は18世紀に作られた。1774年から 1874年まで、キキンダはオーストリア帝国の自治行政単位である大キキンダ管区の中心地だった。1893年、キキンダは市に昇格した。1918年にセルビア王国の一部となった。その後、市ではなくなったが、つい最近の2016年に再び市になった。
自然[編集]
1996年、市街地の付近で保存状態の良い50万年前のマンモスの考古学的遺跡が発掘された。「キカ」(Кика/Kika)と名付けられたこのマンモスは、この街のシンボルの一つとなっている。現在、それはキキンダ国立博物館に展示されている。
また多数の個体が生息するトラフズクの冬のねぐらは都市公園にあるので、アクセスしやすく、国内外から多くの鳥類愛好家が訪れる。