カラフトシシャモ

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カラフトシシャモ
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: キュウリウオ目 Osmeriformes
: キュウリウオ科 Osmeridae
: カラフトシシャモ属 Mallotus
: カラフトシシャモ M. catervarius
学名
Mallotus catervarius
(Pennant, 1784)
和名
カラフトシシャモ (樺太柳葉魚)
英名
Capelin
Caplin

カラフトシシャモとは、キュウリウオ目キュウリウオ科海水魚である。「カペリン」「キャペリン」とも呼ばれる。

形状[編集]

体長は、メス 20 cm、オス 25 cmになる。

背面はオリーブ色で、側面は銀色。オスは体の両側に半透明の隆起がある。

産卵期には腹側が赤く虹色ぽくになる。

本シシャモとの違い[編集]

樺太
短い 長い
腹鰭 長い 短い
鱗の大きさ 2.7~4.5 mm2 0.36~0.42 mm2
鱗の縁辺 黒色色素胞があり、覆瓦状 黒色色素はあまり無い
鱗の配列は小さすぎて肉眼では観察できない
苦さ 無し 有り

生態[編集]

オキアミを食べる。

日本では、からに海岸に近づき、砂礫底や砂浜で産卵する。

砂浜で産卵すると、産卵後の死亡率が非常に高くなり、オスの場合はほぼ100%である。カラフトシシャモは2~6年で成熟する。

人の関係[編集]

関東以西で、「シシャモ」として売られているのは、大体本種である。

カラフトシシャモの物流量は、本シシャモの10倍である。

1971年から日本に輸入されるようになり、1970年代中盤になると輸入量は現在と同程度になっている。