カピッツァ=ディラック効果

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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カピッツァ=ディラック効果とは、量子力学によって予測される現象であり、特に電子ビームなどのよく平行化された粒子ビームが、定常電磁波によって回析される現象である。この効果は、1933年ポール・ディラックピョートル・カピッツァによって初めて理論的に予測された。

この効果の説明の一つに、1924年ルイ・ド・ブロイが提唱した粒子と波動の二重性の原理で述べられたように、粒子ビームをコヒーレントな波としてみなすことに基づく。入射ビームは定常電磁波によって生成される周期構造によって回析され、回析パターンが観測されるはずである。つまり、直接ビームのように異なる最大値と最小値を示すはずである。

この効果を検証する実験を行うには、非常にコヒーレントな光線を必要とするため、レーザーが発明されるまで実験は不可能だった。この効果が上記の2人によって理論化された68年後の2001年に初めて検証実験が行われた。