カツオノエボシ

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
カツオノエボシ
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 生物界 Animal
: 刺胞動物門 Cnidaria
: ヒドロ虫綱 Hydrozoa
: クダクラゲ目 Siphonophorae
: カツオノエボシ科 Physaliidae
: カツオノエボシ属 Physalia
: カツオノエボシ P. utriculus
学名
Physalia utriculus
(Gmelin, 1788) [1]
和名
カツオノエボシ (鰹之烏帽子)

カツオノエボシとは、カツオノエボシ科に属するクラゲの一種である。

形状[編集]

傘は直径 10 cm内外。触手は長いものでは 30 m となる。

コバルト色の気泡体が上端にあり、気胞体の下から触手や栄養体、生殖体、感触体が合わさる。

触手は若い個体は1本のみであるが、成長共に増え、成体になれば10本以上になる。

生態[編集]

熱帯水域に分布しており、日本ではにかけて見られる。

触手で餌の魚を捉え、食べる。

分類[編集]

1791年ヨハン・フリードリヒ・グメリン (Johann Friedrich Gmelin) が Medusa utriculus として記載した。

しかし、カツオノエボシとして Physalia physalis との学名は使われようになった。

2025年、Samuel H. Churchらはゲノム分析からカツオノエボシを4種に細分化させ、グメリンが P. utriculus が再び有効となった[1]

[編集]

変わった見た目から打ち上げられた個体を触ってしまい、カツオノエボシの被害にあることが多い。

刺されたら、皮膚が火膨れになって、痺れる様に痛む。2度目に刺されるとアナフィラキシー・ショックになることも多い。

飼育[編集]

稀に水族館で飼育される。

名称[編集]

和名は、カツオの取れる場所で見られ、烏帽子っぽい形状から「カツオノエボシ」と呼ばれている。

刺されると電気の様な痛みから西日本において「電気クラゲ」とも呼ばれる。

英名は、"Portuguese man-of-war"で、ポルトガルやスペインの帆船に似ている事から、そういった名称が着いた。

脚注[編集]

出典
  1. a b Church, S.H., et al. (4 August 2025). “Population genomics of a sailing siphonophore reveals genetic structure in the open ocean”. Current Biology 35 (15): 3556–3569. doi:10.1016/j.cub.2025.05.066.